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クラシック音楽を中心にしたポスト現代音楽のためのブログ


by ralatalk

第75回 暗譜せよ

しばらく美探先生にお借りしていたDVDを返却しました。『歓びを歌にのせて』。すごい内容の映画で、音楽家として何が一番大切なことなのかということをひしひしと感じました。これが欧米の演奏家にあって、日本人演奏家に最も欠けているピュアな精神を肥やしにした、心の大地というやつですね。心の大地が豊かであれば、実る作物も豊富でうまい。何かを表現する人なら一度はみておいた方が良いと思います。ここを耕すことができるかどうか。簡単なことなんだけれども、実は非常に難しい。アニヲタ風にいうと心の壁。ATフィールドというやつですね。

「自分の中にある音楽を深く感じるんだ。」

最近の先生のお気に入りの言葉。何か癖になるような言葉ですね。



本日のレッスンのメニューです。

  1. 指の練習
     左手のパターンの練習。3度音階、G-molオクターブでは、スライドして降りるくるサードポジションでいったんAのガイド音を入れるように指示された。

  2. カイザー22番 パターン5
     スラーをとばす箇所が多々あり。丁寧に。最後の重音のところ音程に注意される。ダブルで聴こえない部分があってはいけない。

  3. バッハ:2台のバイオリンのための協奏曲 第1楽章
     先生から、この曲は完全に暗譜するようにとの指示があった。暗譜の準備は進めているものの覚えきれていない。理論先行で覚えているので、途中で止まることがある。これから先は動物的に体で覚えていくことも必要なんでしょうね。

     他、今回は、最初のページをピアノと合わせて弾いたのですけど、どうもサードポジションのところの音程が微妙に合っていなくて気持ちが悪い。完全に相対音程で取っているので、音程の高さの微妙さには気づいてないで弾いている。要所、要所で絶対音程で取る必要があると判断し、ピアノと合わせての練習も取り入れてみることにしてみます。

     仕上がるのはいつなのか。後、2ヶ月くらいかけてゆっくりやりますかね。

by ralatalk | 2008-05-25 22:10 | パガニーニへの道