第44回 レイトスターターへの忠告
2007年 09月 01日
やはり指導が入りました。美探先生の場合は、決して怒鳴ったりはしないのですが、グサリとくるご忠告が多いので、心に火を灯され、次への練習に励みたくなるのです。ご忠告は、以下の通り。
「バイオリンを大人になってから初めた人と、小さいころからやっている人の違いはやはりある。大人からはじめた人は、ある程度進むが、あるところでパタンと進歩が止まってしまう。進歩が止まったらなかなか上へは上がってこれない。子供の場合は、それと逆で、あるところまできたら急に2段階、3段階へと進歩してくる。この分岐点が、鈴木4巻になる。鈴木4巻からは、バイオリンの本格的な曲が出てくる。ビバルディやバッハのコンチェルトがそうだ。こうした曲には、左手、右手の運動性が要求される。
これに遅くからはじめた人はなかなかついてこれない。なぜ、そうなるのか。私は、体の柔らかさが大きく影響しているのだと考えている。バイオリンを速く弾くには、脱力が最も重要だが、あなたの演奏を見ていると、まだまだ体全体が堅い。
まず体を柔らかくすることだ。特に左手には無駄な力がかかり過ぎている。これでは速く弾くことはできない。
それと言っておくことが、もう2つ。ボーイングは決して間違ってはならない。いい加減に弾いていたのでは絶対に上達しない。それとリズムは正確に。これはかならずきっちりとやりなさい。ゆっくり弾く事を忘れないように。
私のところにレッスンに来るからには、絶対に上達してもらわないと困る。上達してもらわないと私のモチベーションも下がり、私自身もいい加減な教え方をしてしまう。そんなことは自分にとっても許しがたいことだ。最低でもビバルディやバッハは弾けるようになってほしいと思っている。」
とのこと。
バイオリンという楽器は、演奏する上で大変なことが多い楽器なのですが、その分得られるものはかなりありまして、先生からもこうしたありがたいお叱りを受けるのもその一つなのかもしれません。
とりあえず、課題としては、バイオリンのための体作り、それと正確なボーイングとリズム。バイオリン体操とかいうものがあるようなので、研究してみます。ボーイングに関しては、ゆっくりと確実に弾く。リズムに関しては、メトロノームを使う練習にプラスして、ピアノ伴奏とも合わせるように考えております。
ピアノ伴奏については、鈴木教本の付属のCDはテンポが速過ぎるので、MIDIで打ち込み作成中で、これと合わせてみますかね。
以上です。