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クラシック音楽を中心にしたポスト現代音楽のためのブログ


by ralatalk

Sibeliusのバージョンアップ案内

本日、帰宅するとSibeliusから『バージョンアップしましたよ』という英語の封書が送付されていました。

それにしてもめずらしい。今までこんなことはなかったのに少しはやる気になったのかと思いながら、中身のカラーパンフをちらほら。でも不思議なんですよね。この会社さんは、アップグレード料金もアップグレード方法も書いていないし、アップグレードしてくれというギラギラとした気迫がまったく感じられず、殊勝なことです。



Sibeliusは作曲ツールとして使うのであれば、紙と鉛筆で書くイメージで楽譜が作れるのでとても使いやすいのです。1アクションの操作性はかなり秀逸ですからね。5バージョンのパラノラマ表示は当然の機能、アイデア・ハブという機能はおもしろそうなんで、アップグレードも考えても良いのですが、商魂があまりにも無さ過ぎるのが気になります。

私の場合、英語版で購入しているのですが、このアップグレード方法がよくわからなかったので4バージョンにはせず放置。今回もバージョンアップ方法は謎。ソフトのバージョンアップなんて、料金はクレジット決済にして、ユーザーにダウンロードさせれば良いだけなのに、何故に代理店を経由しなければならないのか不思議です。日本語のサポートが必要ならサポート料金を別途払うシステムにしておいた良いと思うのですけどね。音楽系ソフトの場合は、無理に日本語化する必要もないし、それに英語のSibeliusのマニュアルを読んでいて思ったのですが、英語の方が用語がイメージしやすいですよ。

例えば、譜頭はNote Head だし、連桁は、ウルトラ・ビームのBeams、全休符は、飲み屋で休息のBar rest、音部記号はクレアではなくてクレフ(Clef)。ト音記号は、英語ではtreble clef。trebleは3倍のという意味。ちなみにdoubleは類語ですね。ヘ音記号は、Base clef。
臨時記号は、accidentals。偶発的事故で発生する記号ですか。イメージでてますね。

ということで、バージョンアップはまあいいかあという感じです。フィナーレも機能的に進化してきているので、最近では楽譜をつくる場合は、フィナーレを使うことが多くなってきました。

日本代理店もコロコロと代わっているようだし、この先、少し心配。フィナーレで楽譜を残していった方が、何かと良いのかもしれません。シベリウス・ジャパン。どこまで善戦できることやら。楽譜ソフトの市場自体がかなり狭いようなので、「小さな妖気が消えてしまった」とならないように「期待しているよ。」というところですかね。
by ralatalk | 2007-07-06 00:59 | 音楽ソフト