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クラシック音楽を中心にしたポスト現代音楽のためのブログ


by ralatalk

美探先生、オーディオ購入

 本日は、美探先生に同行して秋葉原のオーディオ店へ行きました。

本来は、もう少し後から購入する予定だったらしいのですが、レッスン室の工事において、私が指摘しておいた、オーディオ用ケーブル類の引き回しと、オーディオをセットするスペースについて調整が必要ということで、急遽、購入することにされたようです。

美探先生が一番気にしておられた点は、スピーカーでして、前回推薦しておいたSonus faber社のConcertino Domusはすごく気に入っておられまして、ことあるたびに「あのスピーカーはいいね。」とおっしゃられていたのですが、問題はスピーカー台をどうするかです。まず価格が7万5千円と高いため、他に代替することはできないかという点で、私も少し悩みました。



まず、スピーカーを壁側に設置するのは、とても愚かな行為なので、壁から離す必要があり、どうしてもスピーカー台は必要。台は、程よい高さと、インスレーターを備えたどっしりと安定した重いものでなくてはなりません。4万円台であることはあるのですが、気になっているのが、Concertino Domusの設置傾斜角度でした。やや上向きに傾きがあるのですが、これが音に影響している可能性は高いと思いました。バイオリンの場合も、演奏する角度によって音の聴こえ方はかなりかわって来るので、ここは重要なポイントです。また代替するスタンドでこの傾斜を付けるのは困難な気がしました。
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美探先生は、設置をブロックかレンガを積むことによって実現すると主張されておらたのですが、あまり感心する方法ではありません。そこで、店員さんに目配せして、「このスピーカー台の効能を説明せよ」という強い電波を発したところ、なんとスラスラと説明してくれるではないですか。やるなあこの店員さん。

説明が終わったところで、すかさず、私の方から
「先生。次にスピーカーの比較をしてみませんか。」ということで、Concertino Domusよりも価格が上位になる図体の大きなスピーカー2セットを比較の対象のために選択してみました。

曲は、ミヨーのバイオリン協奏曲第2番。この日のために用意しておいたとっておきの最新録音のCDです。

この3つのスピーカーで試聴したところ、先生は、一発でConcertino Domusを選択。
「ららトーク君。これはぜんぜん違うね。バイオリンの音だ。明るい。オケも良くなっている。」
「先生、たぶんこのスピーカーは、この台があってこの音が出せているのだと思います。これはバイオリンにおける演奏姿勢と同じではないでしょうか。」
「なるほど、うまいことを言うねえ。店員さんの意見とも一致する。わかったこれも購入することにしよう。」
とのことで、ほっとしました。ここさえクリヤーできれば、後はセッティングだけの問題です。
美探先生は、店員さんに
「セッティングはやってもらえるのかね。私は機械のことはまるでわからんからなあ。」
とおっしゃられたときに
「店員さん。スピーカーをベストの位置にセッティングするのはできますよね。」と私の方から念押し。
「任せておいてください。やりますよ。」と自信満々の回答で一安心。
「ただ、スピーカー台には、スパイクが付けてあるので、床を傷をつける心配があり、スパイク受けが必要となりますね。ステンレスだと5000円。真鍮だと8000円です。」とのこと。
そうか。これは必要ですね。それにしても高い。
ステンレスと真鍮との違いを説明してもらったのですが、その効能は未知数。とりあえずステンレスにしておいて、問題があるのなら真鍮にするかということで、話がまとまりました。

それにしてもオーディオには、謎の効能を説くアイテムが多いのですけど、ここまでこだわる人はたくさんいらっしゃるのでしょうね。

美探先生の方も、何か納得したように
「楽器でも少しアクセサリーを変更しただけでも音ががらりと変わる。そういうこともあるのだろう。」とのこと。

後、スピーカーケーブルの長さを選定して、商談成立してお店を後にしました。

先生は、うれしくてたまらんというような感じで、
「これでバイオリン協奏曲。オーケストラ。オペラのアリアを思う存分聴くことができる。これでコンサートに行く必要もなくなるなあ。」とのご満悦。

「それにしても、いつもながらまたすごい曲を君は知っているなあ。ミヨーか。確かに有名だが、代表作は何かと聴かれれば、すぐにはでんぞ(笑)。これはすごいバイオリン協奏曲だ。演奏の方も力強くも美しく、とても良い。日本にはいないタイプだ。このソリストは誰かね?」
「シュタインバッハ。ドイツの女流美人バイオリニストで、相当な実力者だと思います。」
「なるほど。ミヨー。そしてシュタインバッハ。これは研究してみる必要があるなあ。」
この時点で、先生はCDをマジマジと見ておられましたので、

「先生。もしよろしければ、このCDをお貸しいたします。私は、ペッテションの交響曲全集とヴィオッティのバイオリン協奏曲全集を購入したばっかりなので、こちらを片付けるの精一杯です。」というと
「おう。そうかね。悪いなあ。これは楽しみだ。それにしてもいろいろ買っているね。して、そのペッテションとはいったい何者なのかね。」

「現在、マニアに大人気の北欧の作曲家で、その実力は、ショスタコービッチをも凌ぐとも言われています。」
この後、ペッテションについて詳しくご説明しましたが、あまりにも長くなるので略します。
興味のある方は、ブログの「君はペッテションを聴いたか?」を参照してください。

この後、秋葉原のウナギ屋さんに行き、新しいレッスン室について、美探先生から熱い思いを聴かせてもらいました。

「私は、今までにないまったく新しい方法でバイオリンを生徒に教えたい。生徒には、ハイフェッツ、オイストラフ、ミルシティン、パールマン、クレメル、グレミューオ、シゲティなどの優れたソリストをDVDで見てもらい影響を受けてもらいたいと考えている。それ機会があればプロの演奏家を交えてのミニコンサートも企画する。こんなバイオリン教室は他にないであろう。すでに海外の弟子達からも、この新しいレッスン室を是非みたいとの連絡が来ている。そのうちの一人の、スウェーデン人の弟子は、直ぐにでも日本に来たいといっているぞ。(笑)
今回のこの大きなイベントによって、昔教えた、弟子からも励ましの電話とか手紙とかも来ておりとてもうれしく思っている。音楽家、いや人にとってきづなは大切なものなんだよ。」

30人くらい入る規模の部屋。グランドピアノもおいてあるこの部屋が、5月はじめに完成する予定ということで、こけらおとしは楽しみです。
by ralatalk | 2007-04-16 12:38 | 音楽エッセイ