クラシック音楽を中心にしたポスト現代音楽のためのブログ


by ralatalk

<   2006年 09月 ( 10 )   > この月の画像一覧

サブのバイオリン

私の人生で一生の不覚は、初代バイオリンを売却したこと。本当に後悔しています。

バイオリンは、よく故障するので、そのサブがほしいのです。
まあ、故障といってもニスが剥がれの修正(リタッチ)、駒や魂柱の調整ですけどね。
特にリタッチは痛くて、ニスが乾くのを待つので1週間〜2週間かかります。

そこで弦四郎丸のサブとしてのバイオリンを20万円程度で考えているのですが、弦四郎丸と音質と音量を比べると、まったくお話しにならないので、かなり迷いが生じてしまいます。この妥協ポイントをどこに置くのかが課題です。

バイオリンで20万円〜30万円クラスとなると量産品ということで、手工バイオリンと比べて楽器の個性は、そのグレードに集約されるので選びやすいことはあるんですけど、最大問題は楽器の調整状態。

いろいろと楽器店をめぐって来たのですが、調整されていないバイオリンの何と多いことか。調弦とか適当だし、駒や魂柱の調整がきっちりされていなかったり、楽器の個性を考えてないで弦が張られていなかったりで、選ぶ前から力が萎えてしまいます。

 もう少し手を入れたら良い音がしそうなのに思う残念なバイオリンもたくさんありましたし、弦楽器の扱いになれていない店員さんだと、オイオイというような調弦で渡してくれたりしますからね。
調弦くらいはこちらでやっても良いのですけど、駒を倒すとかのトラブルのリスクがあるので、基本的に私は店員さんにやってもらっています。中には、駒が指板よりに傾いているのにもかかわらずペグを回してしまう店員さんもいて、ひやひやする場合がありますからね。そういう場合は、その楽器の試奏はしないことにしていますけど。

 東京でいうとクロサワ楽器店の渋谷店とかお茶の水店とかは、大きな弦楽器店なんですが、やはりお店が大きいというだけのことはあって、楽器の調整はしっかりしています。いつでも弾いてもらってOK状態になっているのは、いつも感心していますし、調整が悪いと言うとその場で直してくれますからね。それと楽器の試奏は、どんどんとやってくださいという雰囲気も良いです。「弦楽器は弾いてもらうことによってどんどんと音が良くなりますから」という店員さんの言葉が印象的です。後、ヤマハ銀座店も店員さんの対応は非常に丁寧だし、試奏しやすい雰囲気ですね。楽器の調整もきっちりとされていますしね。

他、いろいろなお店をみてきましたけど、全般的に敷居が高いというか、お客の目線になっていないお店が多くて、改善の余地ありというところでしょうか。
あるお店で、こんなことを言ってくる店員さんがいました。
「この楽器は、ぜんぜん演奏されていなくてまったくきれいな状態で、傷一つありません」
まあ、これは普通の商品なら立派な売り文句なんですけど、弦楽器は、まったく逆で弾き込まれて、演奏中の傷がついているくらいの楽器の方が、だんぜんすばらしいですからね。弾かれていない楽器は鳴らないので魅力が乏しいです。本物のストラディバリとかも傷だらけですしね。
 まあ、傷に関しては、大きなものでなければ問題なし。気になるところがあれば、修正もいくらでもできますからね。むしろ故障したときのアフターフォロー体制の方が重要ですね。良い職人さんのいるお店で買いたいものです。

まあ、それにしてもサブの楽器くらいすぐにでも購入できると考えていたのですが、楽器に対する知識が膨らんでしまった分、悩んでしまい、なかなか難しいですね。
[PR]
by ralatalk | 2006-09-24 23:43 | バイオリン

第4回 9月23日 

今回の美探先生のお言葉。

「曲を弾くときは、その曲に誠実でなければなりません。」

More
[PR]
by ralatalk | 2006-09-24 21:56 | パガニーニへの道
最近、ビオラに興味があっていろいろ調べているのですけど、まずは本来のビオラの音とはなんぞやということで、わが国のカリスマヴィオリストの今井信子さんの演奏を聴いてみました。まずは良く知っている曲ということでバッハの無伴奏チェロ組曲を聴いてみたのですが、かなり違和感がありました。今井ファーンには申し訳ありませんが、私の想像(妄想?)するビオラの音と違っていたというに過ぎず、ぜんぜん悪意はないのでご了承を。

さて違和感は以下の通り。

1.音域が違う
 
 実はこの曲集、オリジナル楽譜が紛失になっており、原曲がチェロのために書かれていたのかどうかも疑問らしく、ある人は、もしかしたらヴィオラ・ポンホーザのために書いたのではないか推測している人もいます。いずれにしてもビオラで弾く場合は1オクターブ音域が上がるだけなのですが、これにすごく違和感があり、気持ち悪く感じてしまうのです。私は絶対音感はないはずなんですけど、何でしょうかね。この曲の別の編曲、フルートとかサックス版とかの場合は、それ程気にならなかったのですが。


2.アタックが遅く、サスティーンがやや膨らみ加減になる

これは楽器の特性なんでしょうね。いつもはチェロの切れの良い演奏を聴いているので、それと比較するとブニョニョしている感じです。おそらく奏法的な問題もあるのでしょう。プリムローズもこの曲の演奏は、いろいろと問題のある個所が多いという指摘もしていますね。

3.バッハにしてはテンポが揺れる。ねっとりした感じが少し演歌ぽい。

 これは好みの問題です。カザルスの少し演歌ぽい演奏も味があって良いのですけど、個人的にはビルスマとかマイスキーのようにメリハリと切れのある演奏が好きなので、今井さんの演奏は好みからはずれますね。ただ、エチュードを弾くようなつまらない弾き方ではないので個性的におもしろいとは思いました。

4.ビブラート
 
 これも演奏者のスタイルの問題で、どうこうという問題ではありません。ただ、私の好みから言えば、少しかけ過ぎで速いように感じました。この楽器の良さを引き出すには、ノンビブラートをベースにして必要最小限のところで効果的にゆったりとビブラートをかけた方が良い結果を生むのではないかと想像しています。ビブラートの件についてはプリムローズの著作にもあるのですが、彼の演奏を聴いていないので、大きなことは言えませんが。


ということで、バッハだと違和感が大きすぎたので、次回は、オリジナルのビオラ曲で今井さんの演奏を聴いてみたいと思います。とは言え武満とかの前衛指向の現代曲だと楽器の良さ(5度、4度、3度、6度の純正な響きの共鳴)は引き出すことは期待できないので、ちょっと購入に躊躇するところがありますけどね。

いずれにしても、ターティスとかプリムローズとかの大御所の演奏もよく聴いておかないことには、ビオラを語る資格はないですよね。プリムローズの著作によると、古い時代の大きなビオラの求める人と、サイズは小さくなってしまうがストラディバリウス、ガルネリ型を好む人とに別れるらしいのです。ターティスの場合は、大きなビオラの推奨者だったのですが左手が故障してしまったので、一時引退し、それからターティスモデルという小型でも低音域が充実したビオラを作らせて現役復帰したとのことです。

あと平野真敏さんの演奏するワグナー激賞の幻の巨大ビオラ(ビオラアルタ)も是非ともに聴いてみたいですね。

ヴィオリストのレパートリーが確立されていくのは、ターティス以降の20世紀。バルトークのビオラ協奏曲で有名なプリムローズは少し後。英国ですばらしき2人の巨匠が揃ったため、英国においてビオラの曲が多いとのこと。英国の場合、バックスとかヴォーンウィリアムズとかドカチン系現代音楽とは縁遠いので安心して聴けるというのは利点ですかね。
[PR]
by ralatalk | 2006-09-19 18:03 | バイオリン

カーボン弓を試奏

ヤマハ池袋店でカーボン弓フェアをやるということで案内が来ていたので行ってまいりました。
この前に、他店にてアウクスのカデェンツアの金と銀のバージョンも試奏させてもらっていたので比較が楽しみです。

さて、予約もせず飛び入りで行ったので、あまり比較する時間が無かったのですが、数にして15本くらいは試してみました。メーカーとしては、グラッサー、ヤマハ、スピカート、ジョン・ポールボーなど。ごめんなさい、スピカート社はジョン・ポールボー社に社名変更したのですね。
今回は、マイ・バイオリンの弦四郎丸とフェルナンブコのドイツ製弓、カーボン弓のコーダークラシックを持参していきました。

さすがに、15本以上も比較すると何が何だかわからなかったのですが、わかったことは以下の通りです。

1.音量、音質はフェルナンブコ弓の圧倒的勝利。
2.カーボン弓では、ダイナミックスが出し難い。
3.操作性に関しては、非常にバランスの良い弓があった。
4.価格と性能が比例していないように思えた。

腕がまだまだヘボなので、操作性に関しては、正直判断できないところですが、抜群に良いなあと思ったのが、ジョン・ポールボー社のアルページョでしたかね。持った感じのバランスが良くて軽く感じました。これはフランス弓の高級ボーと比較してもなかなかいい感じです。まあこれは他の人でもわかるのでしょうね。これの上位バージョンである「アヴァンティ」はすぐに売れたとのことです。

カーボン弓というのは、枯渇するフェルナンブコ弓の代替目的で作られているのですけどこれとは、まったく異なるアプローチをしているのがアウクスですかね。これは、ちょっと他社のカーボン弓とは比較になりません。

びっくりしたのが、音が澄んでいること。これを弾いた後で、マイ・ボーのドイツ弓を弾いてみると弦と弓との間に生じる雑音、振動というのを感じるくらいでしたから、相当性能の良い弓なんでしょうね。フェルナンブコでないもう一つの新しい弓という感じでかなり好感を持ちました。

まあ、問題があるとすれば、重さで50gくらいしかないので、これをプラスと評価するかマイナスと評価する人によって大きく意見が違ってくるのだと思います。

ただ、最近、美探先生の熱血指導の元、ボーイングを改善しているので、美探流運弓法、つまり弦に圧力をかけずに弓の速度で弾く方法では、指と肩の動きが重要で、軽い弓だとこれに無駄な力が入らずに弾けるので、このカーボン弓は非常にこの運弓法に合っているのではないかなあとも思っています。

まあおもしろい弓ですので、どうしようかと思案中です。
問題は、金と銀どちらにするかですけど、今の所、ほとんど差がないように思うんですけど、中、上級者はどう感じますかね。

追記:

初心者にはカーボン弓を薦める人が多いのですけど。疑問ですね。初心者はまず超絶テクニックを目指すよりは、正しいボーイングを基本にバイオリン本来の美しい音を目指すべきで、この目的のためにはまずは、フェルナンブコ弓にしておいて、カーボン弓を後で買い足す方が良いと思います。
フェルナンブコ弓にすると10万円以上になり、それでも良い弓は少ないとネット上では言われていますけど、そんなことはないですね。上をみればきりがないですけど、スタディ・レヴェルでは十分な弓はあります。少し時間と手間をかけ、優秀な弓職人さんを探して行けば結構あるもんなんですよね。
[PR]
by ralatalk | 2006-09-18 21:53 | バイオリン

第3回 9月17日

今回の美探先生のお言葉。

「次回までに、この曲を人に聴かせるくらいのレベルに仕上げてきなさい。」

本日のメニューは、以下の通り。

More
[PR]
by ralatalk | 2006-09-17 23:19 | パガニーニへの道
最近、ビオラもほしくなってきました。現物見学ということで、都内の楽器店巡りをしております。

ビオラ購入にあたっては、まずはサイズ決めが一番の問題となるようでして、これが非常に難しい。サイズは、38cm〜45cmといろいろあるんですけど、日本のメーカー、代理店が出しているサイズは、39.5cmと40.5cmのものがほとんで、これ以外になると海外物になるようで、感覚的にはサイズに比例して値段も高くなるという感じです。これをお店の人にいうとそんなことはないらしいのですけどね。

さて、サイズと音色、弾き易さの相関関係ですけど、あまり関係がないのかもしれません。ただ、音量は大きなサイズの方が豊かになりますけどね。
意外だったのは、39.5cmでもネックが太いものは、私にとっては弾き難く、41.5cmのものでもネックが細いものは、弾き易いと感じでした。音色は、サイズというよりも楽器の個性の影響が強い感じました。傾向としてバイオリンに近い楽器とチェロに近い楽器があり、38.5cmでもチェロよりの楽器もありました。

※イタリアものは何故かネックが太い傾向にあるのですね。

でも考慮点があって、ビオラの場合、友人の外人さん曰く、弦の影響がバイオリンよりも大きくでる傾向にあるようなので、正確に比較するには同じ弦を張っておく必要があるとのことです。

※ビオラの場合、スティール弦も人気があるようですね。

何十台か弾いてみて、ようやくビオラ本来の音が少しはわかって来た感じはしていますけど、バイオリン以上に個性がでるので、正直、選択はむちゃくちゃに難しいです。またアンサンブル経験も重要な要素なのかもしれません。

後、ビオリストさんのこだわりもあるのか、試奏のとき、あまりにもバイオリン的に演奏していたら、ビオラ出身?の店員さんから、ビオラの場合はもう少し弓に圧力をかけて弾いた方がビオラ本来の音がでるとのアドバイスをいただきました。やはり弾き方も違うんですかね。このところは弦楽アンサンブルの指導もしておられる美探先生にも尋ねておきますかね。

そんなこんなで一応、気に入った楽器は見つけたのですけど280万のモダン楽器でサイズは42cm、さすがにこれは金額的に購入できないので、この楽器の音をリファレンスにして大幅にグレードダウンしていくことにします。
それにサイズが42cmだと、演奏がキツそう。40.5から41.5cmの楽器で見つけることにしますかね。本年の弦楽器フェアは、11月3日〜5日。楽しみにしておきますか。
[PR]
by ralatalk | 2006-09-10 23:26 | バイオリン

第2回 9月9日

今回の美探先生のお言葉。

『美しい音、それは人を感動させることができるということ。』

本日、2回目のレッスン。
最近は、土曜日が待ち遠しいです。課題も仕上げていざ出陣。

More
[PR]
by ralatalk | 2006-09-09 22:45 | パガニーニへの道
『バイオリンは絶対音感が有利?』

まあ楽器によって絶対音感を持っている方が有利な場合と不利な場合があるようで、ピアノなどの鍵盤楽器は絶対音感有利、移調楽器系の木管楽器、金管楽器は、相対音感の方が有利、ハープ、ギターなどはわからないですけど、絶対音感が有利ですかね。
楽器系以外では、作曲家は絶対音感があった方がかなり有利ですね。逆に声楽系は、絶対音感を持っていて悩んでいる人も多いので相対音感の方がやや有利ですかね。

さて、よくわからないのが、弦楽器系です。ポジションをきっちりと押さえるには、音を覚える必要があるので絶対音感が有利なんですけど、弦楽器の場合は、和声や旋律進行によって音程を変更する必要があるので、ガチガチの絶対音感では駄目で、融通性のある絶対音感、あるいは相対音感の方が必要となるのですね。
 
音程を変える必要性が出てくる場面とは、


1.メロディを演奏する場合(ピュタゴラス音律基準)
導音は高めに、ミ、ラも少し高めに。
シャープのついた音はフラットよりも高めに弾く。
弦楽器の場合、ピアノのように異名同音にはならず、異名異音の関係になる。

2.和声パートを演奏する場合(純正律基準)
ミ、ラをかなり低くとる。
シャープのついた音はフラットよりも低めに弾く。

3.音に色を付ける場合
旋律線の音程をやや高め、あるいは低めに取り表情を付ける。

4.トリル、ビブラートを付ける場合
 トリルの場合、高い方の音を少し低めに取る。ビブラートをかける音は、少し低めに取る。



一方、絶対音感を持っている人のサイト検索をして調べて見ると興味深い事を知る事ができました。まあ絶対音感といっても人によって感覚が随分違うので一般論として述べるのも難しいところですが、以下おもしろい事例です。


1.音程がデジタル
 微妙な音程差が区別できない。例えば、CとC#の間の音程は、どちらかに偏って聴こえる。このため弦楽器の微妙な調弦がわからない。この例はピアノで絶対音感を付けた人の場合に多いみたいです。

2.異名同音関係の調はどのように聴こえる
 例えば、変二調(フラット5個)と嬰ハ調(シャープが7個)は異名同音関係にある。簡単に説明するとピアノで演奏すれば同じスケールなのですが、シャープ系が優勢に聴こえるので嬰ハ調として認識してしまう人。逆の人もいるのかもしれませんが未確認です。

3.移調されたメロデイはまったく別物として認識
 移調楽器、声楽系の人で絶対音感を持っていると、音楽的に最も困っているのがこのことみたいで相当悩むみたいです。

4.ハーモニー感覚
 例えば、ドミソ和音の場合、ミをやや低く演奏すると和声が奇麗に響きのですが、絶対音感のある人の中には、この微妙な音程差を付けることが難しいと感じる人もいるようです。


弦楽器にとっては1、4が一番困りますかね。2に関しても、フラット系の曲を演奏する場合、違和感が出てくるのでしょうね。

結局、弦楽器の場合、絶対音感有利とはかならずしも言えないような感じです。弦楽器の場合は、絶対音としての開放弦の各音と、開放弦以外の音でもこれを奇麗に響かせるポイントがあるのでこれを道しるべにして音程を取ることの方が重要になりますから、ある意味、変な絶対音感なら無い方が良いくらいかもしれません。ただポジション移動が激しく発生する曲を演奏する場合は、絶対音感が有利とは感じますね。

どちらにしても、絶対音感は私にはないので、ポジション移動に関しての必要技術として少し研究してみますかね。

追記:

絶対音感を実験する爆笑サイトを見つけました。まじめな楽譜付きのところが笑わせてくれます。一見の価値ありです。@ニフティのDaily Portalの特集記事からまちの音階を調べるです。
[PR]
by ralatalk | 2006-09-04 00:25 | 移動ド

第1回 9月2日 

『私はハイフェッツの信望者だ。』

本日の美探先生のお言葉です。
ということで、美探先生の最初のレッスンを受けて来ました。
期待通りというか、短時間で高密度のレッスンでした。
本日のメインは、右手の指の使い方とボーイングへの応用。

More
[PR]
by ralatalk | 2006-09-02 23:58 | パガニーニへの道
『私はきたない音を出す事を許さない。だから教師をしている。』

我が師、大先生のお言葉です。大先生というのも何ですから少しあだ名を考えてみました。美の探求者ということで「美探先生」でどうですかね。前の先生は、美人で楽しい先生だったので、「美楽先生」ということにします。

More
[PR]
by ralatalk | 2006-09-02 20:15 | パガニーニへの道