クラシック音楽を中心にしたポスト現代音楽のためのブログ


by ralatalk

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篠崎教本

 大先生に教本どうするのかと尋ねてみたところ、
「私は篠崎バイオリン教本を使います。もしあなたが望むならば、他の教本でもいいですよ。」
ということで、教本と大先生の教育方針についても説明してくれました。

教育方針:
1.脱力
2.無駄な練習はさせない
3.バイオリン演奏ための体の部品作り。
 良い部品を作り、最終的にはそれを組み合わせて完成させる。

以上の方針ということで、その中で最も適しているのは、篠崎バイオリン教本とのことでした。また別途、カイザーを続けることの意味も詳しく教えていただきました。結論的には、

「カイザーは非常に優秀な練習曲だが冗長すぎる。バイオリンの勉強には他にやるべきことがたくさんあるので、篠崎教本の短縮版で充分であろう。」ということで、カイザーとの比較をしながら説明もしていただきました。とにかくおなじパターンを繰り返して覚えていくことと、それを様々な奏法で弾くということが重要とのことでした。セブシックなんかも無理にやる必要はなく、これも篠崎教本で充分カバーできるとのこと。

 セブシックに関しては、以前、少しやっていたのですけど、指を機械的に動かすという体育会的練習曲で、私にとってはかなりの苦行であり練習する気が湧きません。ピアノのハノンは練習してましたけど、こちらはまあ楽しかったのですけどね。この点でも先生の教育方針には大きく賛同できます。

そして最後に「パガニーニを弾けるようになろう」という勇ましいお言葉を頂きました。
「パガニーニは、手が大きくないと難しいのではないでしょうか?」と質問してみると、
「脱力がうまくできていれば可能」とのことでした。
(ほんとうか?)とかなり半信半疑ですけど、ここまでできなくともベートーヴェンの弦楽四重奏曲10番、15番は弾けるレベルにはなりたいですね。私はソリストの向けの曲よりは、オーケストラや室内楽をやりたいので、中級上くらいを目指してがんばって行きたいと思っています。

 で早速、篠崎教本の第二巻を購入して読んでみたのですが、かなり奏法とか指使いとかに気配りした内容でとても好感が持てました。バッハの曲が多いのもうれしいです。バッハの場合、よく5度の跳躍をするんですけど、そのときにA線とD線を同時に抑えて、弓はこれくらい使えという細かな指示があったりとか、短い音符が続いているときに長い音符がきた場合の弓の量の加減とかの説明とか細かく載っていますね。

 それで、少しを曲をさらってみたんですけど、ほとんどの曲を初見でさらえてしまったので、ニンマリしました。まあ、これくらい余裕があった方が、この厳しそうな大先生のレッスンに対応できのかもしれません。レッスンはすべて暗譜で挑みますかね。
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by ralatalk | 2006-08-28 13:20 | バイオリン

大先生のもとへ

 バイオリンという楽器を1年続けてみて、いろいろと音楽というものについて考えさせられてきました。特に「音に対して繊細になれ。もっと美しく弾いてくれ。」というバイオリン君からの無言の訴えに対して、どうしても応えてあげたいと思うようになりました。

バイオリンをやるようになってから、特に商業音楽で無頓着に鳴っている酷い音にはがまんできなくなってきたことと、逆に今までそれ程、好きでなかったモーツアルトの音楽に興味が向かうようになりました。おそらくすべての音楽の中で最も演奏が難しいのは、モーツアルトでしょうね。まあこれは、音楽マニアならウンチクとしての知識として知っているだけの事なんでしょうけど、バイオリンをやっていたらすごく実感してわかります。
というのも1オクターブは、12個の音しかないのではなく、無限にあり、その中で美しく響く音というのは、ほんのわずかだし、そのポイントも固定されているわけではありません。調によって変るのです。弦楽器の場合、それをピンポイントで押さえる技術が要求されるのですね。

先生を替えようと思ったきっかけは、レッスン回数を週1にしたいという他に、録音器のR-09で録音した自分の音の悪さ。これには愕然としてしまって、どうすれば良い音になるのかとずっと悩んでいました。
 また、私は良く弦楽器店に行くのですけど、様々なアマチュアさんの演奏を聴かせてもらっており、すごく指が回るのに、音程が悪い、音の出だしがフラフラ、音量にムラありなのか不思議に思っていたのですけど、よくよく見ているとすべてはボーイングが原因しているということがわかってきました。

 つまり、ボーイングの基礎ができていないと、バイオリンで美しい音を出すことは不可能と知り、この方面でビシバシ指導して下さる先生をずっと探していたのですけど、ようやく見つかりました。

 新しい先生は、プロも教えている大先生にあたる方で、あのギドン・クレメルともお知り合いの方(写真もあったのでびっくり)で、まずは、お話をしたいということで、先日お会いしてきました。お話は、すごくはずみ2時間以上になってしまいました。バイオリン楽器論、バイオリン演奏論、バイオリン演奏家論、弓の重要性について、バッハ、イザイについてのお話とか、久しぶりにレベルの高い音楽論を楽しむことができました。


あなたはかなりのマニアだが、こういう人はレッスンが長く続かない。バイオリンは頭先攻ではない部分もあるからと少し注意も頂きました。

 この大先生曰く、
「日本のバイオリニストの大半は、プロ、音大生も含めて「やさしく美しい音」というのが出せていないし、そういう音のイメージを持っていない人が多すぎる。」
「バイオリンというのは、美しい音を出すというはっきりとしたイメージとそうありたいと思う心がなければならない。」

しかも、大先生によるとこれは難しいことではないとのことです。
で、簡易レッスンを受けてみたのですが、まず大先生の音にびっくり、ノンビブラートでとても美しい音で演奏されました。バイオリンをやっている人ならわかると思いますけど、これはすごいことなんですよね。ビブラートとかで音程をごまかすことなく天上界の響きのように音を出す事の難しさに。しかも指板の近くで、イントネーションのはっきりした音を出しておられますし、手首、ひじ、肩と非常にやわらかい。恐るべき事にバイオリン弾きの証である鎖骨と顎のアザすらないという名人級。

 大先生曰く、
「美しい音を出す秘訣は脱力だ。私はあなたにこの脱力の方法をお教えする。」
とおっしゃり、手首の動かし方や、移弦の方法等についてほんの少し教えてもらっただけで、すごく奇麗な音になってきました。

 これに驚いて、「先生これはすごいですね。」というと、
「不思議なんだけど、プロ、音大生も含めてこのようなちょっとした基礎がしっかり教えられていないのですね。そして、弾ける人程、このことに不思議がる。なんでこんな初歩的な練習をしなくてはならないのかと。でもこれに気付いてくれた生徒さんは私の所に熱心に通ってきますよ。」

 他にいろいろと教えていただいたのですけど、今までのお知り合いになった音楽関係の人でも「格」がぜんぜん違うという感じで、本当にこの大先生に教えてもらって良いのかと恐縮したくらいです。さっそく9月から先生のところに週1でレッスンを受けることにしました。

 追記:

 大先生は、楽器がとてもお好きで、私の楽器を見るなり、「どれどれ」という感じで弾きだして、「いいねえこの楽器。大きな音がするし、発音もしっかりしているね。新作でこのくらいの音が出せるとはすばらしい。ガルネリ型のオールドフィニッシュか、最近のイタリア物はこうしたデザインが流行っているのかね。アメリカでは良くやっているんだけどね。」
と、子供におもちゃをプレゼントしたときのように、うれしそうな表情であちこちと触って頂きました。なんか、それを見てとてもうれしくなりました。後から、先生の楽器も見させて頂いたのですけど、どれもものすごい年代のオールド楽器で、とても大事にされている感じでした。
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by ralatalk | 2006-08-27 13:07 | バイオリン
現在、弦四郎丸に付けている弦は、

G:ロイヤルオークファイバー
D:ロイヤルオークファイバー
A:ロイヤルオークファイバー
E:ゴールド

G線がやたら音量があるのにD線の音が弱いのが非常に気になってきました。ロイヤルオークの場合、良い弦だとは思うのですけど、各弦の音量バランスが悪いですね。まあ、他の楽器ならかなり変るのでしょからあまり参考にならない情報だと思いますけど。エヴァ・ピラッツィの場合は、バランスばっちりだったんですけどね。

そこで思い出したのが、外人さんに貸して頂いたバイオリン弦のD線がシノクサです。これがなかなかボリューム感があって、さらに適度なざらざら感があって良い弦だなあと思っていたので、これに変更することにしました。

ついでに、E線の音が良くひっくり返るので、ピアストロのNo.1に変更しました。

結果は、
シノクサは、すごくいいですね。気に入りました。音量はありますね。胸に響きます。G線と互角。反応も良し。音質も本来のバイオリンの音よりも少しチェロぽい感じがしますが、G線とA線のロイヤルオークとの音質バランスは、まずまずですかね。ロイヤルオークに関しては響きの多いまじめな弦という感じですので、混ざり具合も悪くはないのですね。
現在、G線、D線はかなり音量で鳴るので、A線、E線も音が良くなったような感じがします。

ピアストロのNo.1の方は、さすがにうたい文句どうりで、弦のひっくり返りはなくなったのですけど、少し音量不足ですかね。ゴールドよりも音量がありません。エヴァ・ピラッツィのE線は音量が出ていたので、エヴァ・ピラッツィのE線の代わりにNo.1を使うと音量バランスの問題が出てくると思うのですが、このところどうなんですかね。「どの弦とも合う」といううたい文句に疑念ありというところですか。
まあ、音は非常に良いのでそれなりに良いのですがね。

まあ、いろいろと弦を変更して楽しんではいるのですが、どうもセットで購入しても音量バランスに関しては、かなりバラツキがでますね。
今までに、ヴィジョン、オブリガート、エヴァ・ピラッツィ、ロイヤルオークをセットで買いましたけど、エヴァ・ピラッツィ以外は、かなり音量にバラツキがありますね。

他の人の楽器はどうなんでしょうか、興味のあるところです。
次は、フレクソコア・パーマネントなんかおもしろそうだと思っています。
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by ralatalk | 2006-08-14 21:34 | 楽器用小物
ギガ専用機の初号機が故障してしまったので、弐号機にGS3を入れ直すことにしました。
弐号機のOSは、Win2KなのでこれをWinXP Professional Edtionに変更。
OSは、OEM版だと価格は安いのですけど、マシンがお釈迦になると投資が無駄になるので、今回は、アップグレード・パッケージ版にしておきました。それにしてもOSのアップグレードで2万4千円は高いですよね。

さっそく、OSをアップグレードしてみましたが、大量のパッチにうんざり。何回も再起動をかけることに。
お店に派遣されていたMSの販売員に、次期OSについて尋ねてみましたが、最初はバグバグ君でとても使える状況ではないらしいとのこと。こういうことを平気でお客さんに言うくらいですから、次期OSへの移行作業は来年遅くにした方が良いみたいですね。
でも、まあ、OSはXPで充分だと思いますね。音楽用としてはなるべく軽くしたいので、ダウングレードしてくれても良いくらいです。

 一方のMacの方ですが、こちらはTigerにして正解。OSの機能として洗練されているし、安定していることとスポットライトという検索機能がかなり優れもので重宝しています。次期OSに関してもこの分だとかなり期待できそうですね。
 それにUnixで定番アプリが使えるのもうれしいところです。NeoとかはJavaベースのソフトなので操作が重いですけど、これがあればEXCELは使う必要はありませんね。

で、GS3のインストールをしてみたのですが、やってくれました。レジストレーションができません。
以下のようなメールが返信されてきました。



Thank you for your interest in GigaStudioV3-Orchestra.

Unfortunately we cannot Register your product due to the large number of times you have Registered
Please contact our registration hotline for more info:

CustSer@tascam.com

Thank you for your support,
TASCAM Registration Services



 最初の頃は、こんなメッセージが帰ってきたら、「何か悪いことでもしたのかなあ。」とビビリまくりだったんですけど、「はいはい、そういうことね。お馬鹿さんなシステム。」ということで、TASCAMの英語サポートセンターにメール。でも返事が返ってこない。TASCAMの英語サポートセンターのレスポンスは世界的にも悪いことで有名なので、これもシナリオに折込済み。
 1日待ってあげて、予定通り返事が来ないことを確認して、日本タスカムのサポートに連絡。翌日にレジストレーションキーを受け取りました。

フウ~。シナリオ通りとは言え、疲れますなあ。

こんなことなるのは最初からわかりきっていることなので、日本ユーザーに対しては、レジストレーションは日本のサポートに連絡するようにしてくださいとかマニュアルに書いておいてほしいですね。英語サイトのレジストレーション・システムは最悪ですから。

ライバル会社のNI社の場合ですと、ライブラリを使用するPCを変更するには、サイトにアクセスしてちょちょいとやれば、すぐにレジストレーションキーを発行してくれる仕組みになっているんですけど、GSの場合は、レジストレーションが難しくて、さらにリアルタイムにレジストレーションキーが発行されないので、本当に困ったもんです。

 ソフトの不正利用を禁止する方向性は良いとしても、お金を払っているユーザーに迷惑かけすぎですよね。
このような仕組みの基本は、ユーザー登録してもらって、登録ユーザーは、そこのサイトに行けば、レジストレーション、パッチ入手も含めて、必要な作業は何でもできるようにしてほしいのですけどね。NI社はこれに近いですね。

※ちなみに最近、MSのサイトに行ってびっくりしたんですけど、MSの場合だと不正にソフトインストールして使っているユーザーに対しても正規のユーザーになってもらうようにする仕組みがあるんでね。

で本件はこれにて、一件落着。
これからVSLライブラリーをGS3対応にするためのパッチ当て。これはすごく面倒。一日仕事です。
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by ralatalk | 2006-08-11 12:36 | ライブラリ
b0046888_1872856.jpgヤマハイーミュジックに登録した「画の組曲」の反応は、悪くはないようです。いずれにしても聴いてくださった方には感謝申し上げます。ただ申し訳けないことには、マスタリングの音量バランス、音質、他に部分的な間違いがあるので、いずれ修正することにします。特にSynfulという音源を使っており、Delay for Expression機能の1秒遅延の影響でほんの少しずれている部分を修正と、細かなミストーンがあります。

製作に関して、特に録音技術に関することは、バイオリンの練習と同じで、毎日やっていないと感覚が鈍くなってしまうようです。これを反省して、次の第一曲は、毎日少しずつ作成という風にやろうと思います。

第一曲は、第二曲とのバランスをとるために緩やかな序奏部をつけました。この序奏部も後の主要パッセージとまったく関係がないので、全体を聴くと、どこか旅行写真を見ているかのような感じになります。でも旅行写真というのは、自分が好きな部分を手当たりしだいに撮っているので、ばらばらのようでいてどこか共通する部分が出てくるのですね。
 
 カンディンスキーもたくさんの抽象画を描いていますが、共通する部分がたくさんあります。単純化された色彩とかシャープな線の描き方ですね。また彼の作品にはリズム感が満載されていますね。これを音楽でどう描くかがおもしろいところです。

 私が今一番やりたいことは、ベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲に出てくるような、形式から離れた自由な発想、それと同時にある次の音楽への希求。意識と無意識の境界。無駄があるこその調和。

 この世界については、おそらく気付く人と気付けない人がいて、気付かない人が圧倒的に多いと思うのですけど、これに私もようやく最近、気がついて、その音楽の深さに、ただ、遥かなる地平線にある沈む太陽を見るだけという感じで、ため息がでます。あの天才バルトークですらそこまでは、達していないのかもしれません。

 本当に良い音楽とは、何度でも聴いてみたくなる。聴くたびに発見があり、演奏してみたいとすら思う作品ですね。私はここを目指したいです。
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by ralatalk | 2006-08-01 18:06 | 作曲