クラシック音楽を中心にしたポスト現代音楽のためのブログ


by ralatalk

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武満徹特集

芸術新潮の5月号特集が、何と「はじめての武満徹」という特集でした。

内容は、なかなかすごいもので、武満と美術界、映画界というところもちゃんとおさえて書いてあり読み応えがありました。
こういうすばらしい、大人の薫りのする特集というのは、音楽専門誌では無理なんですかね?美術界のレベルと比べて、音楽関係の記者は芸術理解という観点からは、小学校以下レベルな感じです。いいかげんに、下品な演奏品評会をやめて、ドイツ音楽至上主義な音楽史観から抜けきれないと、多様性に富む次の世代の芸術を理解するのは無理というものです。最近、ショスタコビッチ特集というのを某有名音楽雑誌がやっていたのですけど、あまりのレベルの低さに愕然としましたからね。「せめてロシアへ行って、ショスタコーヴィチの関係者と話くらいして来いよ。」という感じです。2次資料の使い回しとつまらない感想文で特集というのは、ある意味、読者を馬鹿にしているとしか思えないですね。

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by ralatalk | 2006-04-30 23:17 | 邦人作曲家

フルート盗難

ヤフーのサイトを見ているとクラシック演奏家の記事が2件。

たまにクラシック演奏家の話が掲載されてもゴシップ記事が多くて残念ではありますが。
1件目は、ある有名フルート奏者のフルートが盗難にあったとのこと。盗難なのか、コインロッカーに鍵をかけずに忘れていただけなのかは、わからないらしいのですが、とにかく見つかったという話もあるようです。
「よかったですね。」と言いたいところなんですが、武士の刀である大切な楽器をコインロッカーに入れて平気でいる神経はどうかと思います。コインロッカーなんて温度、湿度のコントロールがされていないので楽器の調子が悪くなってしまうし、盗難にあう可能性も高いでしょうから、弦楽器奏者ならそうした行為は考えられないことです。
 まあ、フルートは、金属でできているということもあって、この点は考えなくてよいのかもしれませんが、それにしてもです。

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by ralatalk | 2006-04-28 12:45 | 音楽エッセイ
サードボジションに苦戦中というか、今やっている曲も結構難しいのですが、その先に難しい曲がずらずらと。
 教本の通り、すなおにセカンドポジションからやって頂ければよかったのですが、先生の教育方針は、サードポジションからということですので、「さてさて、先生どうしましょうかね。」と相談すると、「次のレッスンまでに良い練習曲を探してきます。」とのこと。
 イオネル・ジェアンタ のヴァイオリン教本は、他の教本とは、教える順番が違うので、教える先生にも少し戸惑いがあるのかもしれません。まあこの教本を選択したのは、私ですが、結構、教本の指定を離れて飛び飛びに練習する曲を指定なさるので、あまり無茶に飛ばし過ぎると、やはりひずみが生じてくるのでしょうね。
 とは言え、セカンドポジションの練習曲とサードポジションの練習曲では、難易度に開きがあることに関しては、バイオリン教本としての改善の余地がありとは思いますけどね。
 
 あまり曲が進まなくなったので、少しいらいらしてきたので、それで気分直しに「カイザー教本」の一巻を弾いてみると、ヨタヨタではありますが、最後まで弾けてしまうではありませんか。4ヶ月前には、まったく歯が立たなかったのに、「ほう〜進歩しているんだなあ。偉いぞワシ。」と、ついうれしくなりました。
まあ、弾けたといっても、この1番目の曲は、左手のための練習曲ではなく、実は右手の練習曲で、一つの曲を6つのアーティキュレーションでこなさなくてならないという練習曲ですので、弾けたと喜んではいても、小さなお子様が、ようやく電車のつり革にふれることができるようになったレベルなんでしょうけどね。
 それでもうれしいことはうれしい。弾けると楽しいもんで、汗びっしょりになるまで練習しまくりました。

 よかったのは、先生ご指導による分散和音の徹底練習と、これに更に強化してト長調の和音のI、II、IV、V、VIと借用和音のV/V、II/Vを独自練習メニューに加えていたのが良かったのかもしれません。和音進行を先読みすることによって、左手に余裕をつくることができるようです。
 カイザーの場合は、借用和音を多く使っている結果、#とか♭とかの臨時記号が割と多く出てくるのですけど、ドイツ流の律儀なコード進行なので先読みがしやすいし、借用和音の影響で、8分音符の羅列のわりには、曲が生き生きしているので楽しく弾けました。

 一方、サードボジションで苦戦中のバイヨに関しては、古典的ではあるのですが、非和声音をうまく処理してフランス和声の独特の色彩感覚を持たせるという凝った作りになっているので、先読みが多少難しくなっていることころもあるのですね。
 
 まあ、バイヨ、シュポーアなんかは、曲芸的ヴィルトオーゾの曲しか書かなかったので、今では演奏されなくなったとか、音楽評論家やマニアな人達が得意絶頂になって書いていますけど、本当にそうなんでしょうかね。練習曲程度の曲ではありますが、音楽を内面的に豊かに響かせようとする工夫が随所に盛り込まれているので、この件に関しては、とても彼らの耳を信用する気にはなれないのです。
 有名かどうかでしか音楽を判断できないとしたら、それはきっとさみしいことですよね。

 機会があれば、CDとか聴いてみることにしますかね。きっと良い作品があるだろうと信じております。

※バイヨの練習曲を店員さんの前で弾いたときに、「この曲は、誰の何ていう曲なのですか?」と尋ねられたときに少しうれしかったですけどね。
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by ralatalk | 2006-04-26 00:48 | バイオリン
本日のレッスン終了後、老主人がやけにニコニコして私のところにやって来ました。
「ららトークさん、これすごいのよ。この乙女を弾いてみませんか?」といって一丁のバイオリンを渡してくれました。
渡された瞬間に背筋に電流が走るというか、冷たいぞっとするものを感じましたが、老主人続けて曰く、
「このバイオリンは、コンセルヴァトワールで金賞をとった人に贈呈されたバイオリンで、優勝者の名前がここに貼ってあります。演奏者○○(注1)は、最近、亡くなられたようです。コレクター必須のアイテムですよ。」とのこと。

 どれどれと、見てみると、側板に金色の文字が貼ってあります。お〜、これって最近、読んだエネスコの伝記に出てくるエネスコがコンセルヴァトワールで優勝したときのバイオリンの写真と良くにているじゃありませんか。すご〜。

で弾いてみると、各弦の音のバランスが抜群に良く、発音もしっかりとしていて鳴りもいいです。※注2 かなり弾き込みがされているバイオリンと感じました。アマのベテラン、バイオリン奏者のバイオリンを弾かせてもらったことがありますけど、この弾き込みされたバイオリンというのは、楽器が喜んでいるというような何ともいい味がありますね。

この日は、音楽大学を目指すお金持ちのお嬢様が、試し弾きに来られていたので、このお店の横綱、大関クラスのバイオリンがそろい踏みということで、日頃聴けないバイオリンの音をたくさん聴かせてもらえました。ラッキーでした。
※チャイコンとパガニーニを弾いていましたね。

で、喜んで家に帰ったのですが、くたびれたのでさっさと寝てしまいました。
そして、長い夢を見ました。

その夢は、巻き毛のイタリア人男性の案内でバリの町の地下街?(そんなのあるのかという突っ込みは無しね)を通ってある人に会いに行くというシチュエーションらしいのです。
その地下街には、今まで見た事もないすてきな水族館があって、暗い部屋に光りが魚にあたり、その青白い色がすごく幻想的なものでした。
また、しばらく歩いて行くとガラス食器屋さんがあって、今まで見た事のないような、みごとな装飾がされている食器皿とかワイングラスとかたくさんあって、これも薄暗い部屋でどこからか光りが差し込んできて、食器にあたり、青白く、または赤(少しオレンジ色)の光りで、これもまたすごく幻想的な風景でした。
 ある人に会いに行くという目的なのですが、不思議とそのある人というのが誰なのかが自分でもわかっていない。誰なんだろうか、でも会わなくてはならない人には違わないと思いつつ、イタリア人に連れられて歩いていく自分。このイタリア人も誰なのか知らないし、イタリア人と思ってはいるが、本当のところはわからない。なぜ連れられて行くのか、また何故自分は納得してついて行っているのかがわかならない。
で、途中で意識不明になったところで、目がさめました。

最後に会うべき人(40代くらいの金髪の外人の女性?)に会ったのかどうか、たぶん会ったかも知れないという微かな記憶はあるのですけど、思い出せない。

起きたときにやけにバイオリンにあった金色のかすれた文字が印象に残った。そんな不思議な夢で、かなり長い間、歩いていたという記憶があるのですね。

バイオリンに宿れし魂、そんなものなのでしょうかね。
不思議と恐怖心というものはないのですけど、なつかしさというものは感じます。
あまりにも印象的な夢だったので、書き留めておきました。

※注1
発音しずらい名前だったので、忘れてしまいましたが、こんなチャンスは滅多にないので、早速、弾かせてもらいました。

※注2
弦は、Corelli Alliance Vivaceが張ってあるとのこと。
弦によって、音は随分と変わるのでバイオリンは購入しようとする人は、特に注意が必要です。特にエヴァ・ピラッツィが張ってあるバイオリンと、オブリガートが張ってあるバイオリンの2丁を音色や発音で比較するというのは、単純には無理な話です。また、バイオリンによって最適な音が鳴らせる弦があるので、「弦の価格」=「音色の良さ」とはならないので注意が必要です。
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by ralatalk | 2006-04-22 23:08 | バイオリン

DP5バージョンアップ

 ここのところバイオリン君とずっと遊んでいたので、本業?の方が、かなり手薄になってしまって、少し浦島太郎状態。DPのバージョンアップについては、最近知りました。いつものことながら、MOTUやMusetexからは不思議と案内は来ないのですよね。
 とりあえずMusetexのサイトには、まだ詳細が掲載されていなかったので、MOTUの英語サイトで機能の詳細を眺めてみましたが、プラグインソフト系の充実、映像関係の強化ということで、私の創作には関係のない機能ばかりでしたので、35,700 円のアップグレード費用を支払う気はなくなってしまいました。
基本的な機能は、おそらくバージョン4.6でほぼ完成したと考えているのでしょうね。
個人的には、プラグインソフトの充実よりは、データ打ち込みの手間を大幅に省いてくれる機能や、ノーテーション関係の充実(Sibeliusと連携してくれると非常にありがたいのですけどね。)とかに期待していたのですが、おそらくその方向での進化は、期待できそうにありません。それが駄目ならライトバージョンを出してほしいところなんですけどね。

※たまに思うのですけど、最近のシーケンサーソフトって巨大で複雑になって来ていますね。マニュアルなんかは、百科事典のようだし、私なんかは、古くから使っているから段階的に理解できているのですけど、初心者の方はどうしているのでしょうかね。

さてさて、今回のバージョンアップ費用の35,700 円は、EDIROLからそろそろ出てくるR-09に購入に当てる予定でいます。
R-09は、ポータブルな録音器ということで、バイオリンの練習やレッスンで使いたいと思っています。これの前の機種であるR1は、マイクの性能がかなり良いらしくて、結構評判がいいみたいです。スタパさんもべた褒めしていましたからね。

4月末に出てくるということなんですけど、初ロットは、お約束の不具合があるでしょうから、ちょっと様子を見つつ、購入の時期を見定めることといたしましょうかね。
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by ralatalk | 2006-04-13 01:22 | 音楽ソフト
あるテレビ番組で、ある若い日本のバイオリニストのインタビューとイザイの無伴奏バイオリンソナタの三番の演奏がありました。

で、聴いてみた感想は、??でした。

確かに技術的な面は良しとして、音楽の中身が「空ぽ」ではないかという疑問。

なんかお稽古で先生に見てもらうという演奏で、観衆をまったく意識していない演奏。びくびくしていて音楽に訴える力というものがありません。

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by ralatalk | 2006-04-10 18:08 | 音楽エッセイ
サード・ボジション苦戦中。

自分から志願したこととは言え、サード・ポジションは結構難しいです。音程が悪いのは小指と薬指がなかなか言う事を聞いてくれないことにあるのですけど、徐々にではありますが動くようになってきました。ピアノだと問題ないところの指使いでも、バイオリンでは泣きです。そこのところを「血を吐くように難しいです。」と先生にいうと、壷にハマったのか妙にうけていました。

バイオリン教本は、いきなり5巻中の4巻の真ん中。この教本は、セカンドボジションが4巻最初にあるのですが、ボジション移動はサードボジションからという先生の信念によってここから始めることになってしまいました。ファーストボジションの方は2巻中盤をやっているので、なかなかこれはキツいです。
 そして先生のご指名の曲は、フランス・ベルギー奏派の始祖、ピエール・バイヨのメロディという曲。借用和音をうまく使ったシャレた曲なんですけど、そのために半音階が出てくるし、音程も取り難い。「曲をすべてサードボジションでこなすには無理があるのではないですか?」と先生にいうと、「う〜ん。確かに難しいかも。」
ということで、ファースト・ボジションとサード・ボジションの混合で行く事に。いろいろなポジション移動の方法を教えてもらって、ポジション移動が安定して行えるようにバイオリンの持ち方の微修正と、肩当ての高さを変更。

ポジション移動というのは、なかなかプロぽっくて格好が良いのですけど、安定したポジション移動ができるのかどうか、次のレッスンまでに仕上がるのか?不安でもあり、楽しくもありという感じです。

※追記:

 バイオリンの教本は、他の楽器と比較するとかなり音楽的レベルが高いですね。ピアノのバイエルとか、チェルニーとか、その音楽性の貧しさに非常にがっかりした経験があるので特にそう思います。そのため私は、こんなモチベーションが下がる教本は使わずに、バルトークのミクロコスモスとバッハのインベンションで勉強しましたけどね。

 今回のピエール・バイヨという作曲家のコード進行は、なかなか流暢です。他にも曲を見てみましてたが、簡単な生徒用パートに複雑な和声と対位法をもつ先生パート。合わせるとすごい音楽になっているのですね。なんて音楽的レベルが高いのだと感心しまくりです。演奏してみようとするモチベーションも向上しますしね。
 これがやがてフォーレ、ドビュッシーにつながるフランス和声というものになってくるのだなあとなんとなく実感できてうれしい気がします。
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by ralatalk | 2006-04-09 01:24 | バイオリン

エヴァ・ピラッツィ

エヴァ・ピラッツィに張り替えてから3週間あまり。

音の立ち上がりが極めて速く、音量もあり、発音のはっきりとした弦です。オブリガートは柔らかい甘口の音だったので、張り替えた当初、「何てキツい音なんだ」と思っていたのですけど、1週間くらいしてから弦が馴染んできたのか、なかなか輝かしい透明感のある音になってきています。
 この弦を使っていて、思わぬ効能は、少し各弦のバランスが悪い弦四郎丸にジャストフィットし、バランス的にまったく問題がないばかり、なかなか良いベストバランスになりました。テンションが強い弦なのでそこに原因なんでしょうかね。ビジョン、オブリガートを張っていたときよりも断然バランスが良いです。もしかしたら弦四郎丸は、この弦がリファレンスだったのかなあ?という感じです。
もうひとつの効能は、各弦が共鳴するために音程が非常にわかりやすく取れるということで、例えば、D線でGの音を弾いていたときにG線が共鳴するのですけど、音程を少しずらすと汚い音になってくれるので外れたときが良くわかります。
 音的には、もう少し甘めな音が、個人的には好みではあるのですけど、遠くに飛ばすという観点からすると、こういう音になるのでしょうね。ソリスト向けの弦という感じですかね。
問題は、価格が結構高いこと。セットで8000円オーバー。ガット弦のオリーブに肉薄する価格です。

さて、次は、もうすでにお店に届いていると連絡のあったロイヤル・オーク・ファイバーですね。こちらは5500円くらいということでお得かなあ。 

↓これがエヴァ・ピラッツィ。緑のシマシマ模様です。

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by ralatalk | 2006-04-09 00:58 | 楽器用小物