クラシック音楽を中心にしたポスト現代音楽のためのブログ


by ralatalk

<   2005年 11月 ( 12 )   > この月の画像一覧

今、最大の悩みは、音程が悪いということで、ネットで調べたり、いろいろな本を読んだり、名演奏家のビデオを見たりして研究してみたりしているんですけど、ようやく根本的な原因がわかりました。
親指の位置とか、手の形とか、指の形とか、これは二次的なことであって、根源を断たなくては、まったく意味のないことだったんですね。愚かにも楽器にマーキングしたりしてましたけど、これはまったく無意味。ダメダメ駄目之助です。指だけで音程を合わせに行くと、親指と手首に負担がかかってしまい、結局は常に音程を正しくもってこれない。疲れてくるとかならず音程が狂ってくる。今回のレッスンでの完全敗北は、ここに原因がある。「ではどうすればいいのか?」とうじうじと悩んでたりしてたんですけど、今月の「サラサーテ」の特集「The親指」に写真入りでその回答が書いてありました。
 レッスンで先生に質問しても部分的な回答でしかなかったのですけど、根本原因は以下の写真にあったのですね。要は、この写真で線が引いてありますけど、薬指と手首の筋に無理がかからないようまっすぐにするということ。変な力がかかってくると、指を曲げて音程を押さえていくとこの状態が維持できなくなるんで、手の形が安定しなくなり音程が不安定になるということ。また手首も曲がっては駄目です。

b0046888_0201430.jpg

 これを矯正する方法が、いろいろな手のパターンで掲載されており、早速試してみたところ、これはすごいです。指の形が自然に揃い音程がきっちりと決まるようになりました。親指の位置というのは、結局は、この手首から薬指のラインがまっすぐになるところで自然に決定するということ。親指の位置が無理なく決まれば、他の指も無理が無くなり音程が合う位置に自然にくるようになるし、弦と指との角度45度というのも自然にそうなる。移弦しても手の形が変わらない。ということで、先生が言っていたことや、ネット情報、書籍とも一致。でも根本原因は「サラサーテ」で指摘していた点にあったのですね。
あと名演奏家のビデオをみても、ここがちゃんとキープできているのも確認。なるほど。
 後は、鏡を見てこの状態がキープできるようにすることで、音程に関しては完全に取れるという確信しました。また左手が楽になることで右手のボーイングもうまくいくような感じです。
 執筆者の柏木真樹さんには本当に感謝を申し上げます。
[PR]
by ralatalk | 2005-11-28 23:50 | バイオリン

少しくやしい

本日のレッスンは、予定通りに進まなくてちょっと悔しい。
何でうまくできていたところがいきなりできなくなるのですかね。
問題は、音程とリズムですね。リズムの方はわかっているんですけど、音程を取る方にCPUパワーを使っているために、変なところにアクセントがついてしまいます。まあ、この所は、先生も理解されているらしく、以下の特別課題が出ました。

b0046888_23332871.jpg

※0は開放弦、1〜4は人差し指、中指、薬指、小指

これは、手の形を体で覚えること、および移弦時に左手の形を変えないで弾くための先生創作の特別エチュードということで、音程を極めて正確に、右手の弓使いもしっかりということです。特にE線に移ると手の形が悪くなるということで特に注意とのこと。
まあがんばってみますかね。二週間に一回のレッスンだとその間に変な癖がつくと、矯正するのは次の二週間後のレッスンになるのであまりよろしくないのかなあ。
[PR]
by ralatalk | 2005-11-27 23:27 | バイオリン

クレモナの凄腕職人

 日曜日の午前中、バイオリンの練習中に弓を側板に当ててしまい、ニスが剥がれてしまいました。これは大変ということで、すぐに楽器店に。バイオリンは、結構怪我をする楽器なので、優秀なリペアーマンのいるところで購入しないと痛い目にあうことになるでしょうけど、私が購入した楽器店は、リペアーマンは結構優秀で、その点もバイオリンの購入理由の一つになっております。修理は2日かかるということで、ついでにD線の音量バランスが悪いので修正してほしいという要求も出しておきました。
 弦四郎丸については、音量、音質に関してはまったく文句なしというところなんですけど、欠点は、各弦の音量バランスが悪いということで、バイオリン関連の本によると、こんな楽器は買っては駄目駄目君ということになりますかね。でもNHKの番組でクレモナ在住の弦楽器職人、松下敏幸さんのドキュメンタリを見ており、弦楽器の調整の大事さというのがわかっていたため、この程度の音量バランスなら魂柱の位置修正によって修正できると考えて購入したわけです。
 特に印象に残っているのが、松下さんが、バイオリンやチェロを演奏してもらって、相手の楽器の意見を聴き、すぐさま魂柱の位置を微妙に修正をしてベストな音にするというシーンです。
 でも実際は、魂柱の位置の微妙な修正をするというのは、バイオリン職人の腕のみせどころでもあって、並の職人さんではベストの位置にもってこれないみたいですね。
 今回は、運が良いことに、クレモナから凄腕の職人さんが常駐するというので腕を見るにはいい機会でした。そして驚きました。リペアーマンはイエレ・プームスマさんというオランダ人でクレモナの国際バイオリン製作学校で修行を積んだ若い職人さん。
 まず、来日して間もないということで、日本語がしゃべることができず、英語でのやり取りになったことと、途中でお付きの店のスタッフがいなくなってしまったので、少しあせりましたけど、話の内容はわかりました。
 まずは、魂柱の位置を2〜3ミリ駒の側に修正したのだが、これだけではまだ不十分でD線をオブリガートにしたらどうか、オブリガートには、アルミ巻きとシルバ巻きがあるが、この楽器の場合は、シルバ巻きした方が音量がでる。とのアドバイスをいただきました。
 なる程、でもオブリガートと言えば、美音系ではあるのですけど、音が弱いと思っていたので、ちょっと待ったということで、現状張ってあるビジョンで試してみようということで、試奏してみました。結構、グット・ジョブなんですけど、後一息といったところでしたので、そのように伝えると、
「そうだろう。そうだろう。ここで弦を交換することでパーフェクトになる」と熱心にアドバイスしてもらったので、弦の購入費用はかかるけれどもまあいいだろうということで、「弦を交換してください」というとすごい早業で弦を交換、チューニングもあっという間にやってくれました。
 で、弾いてみると「おみごと!」。弦のバランスが4弦ともにパーフェクトになりました。まるでジグゾーパルズの最後の1ピースがはまったような快感でした。これで本当の弦四郎丸の名にふさわしい楽器になったのだなあと感激。弦四郎丸完全体の完成です。
 これはすごい技術ですね。惚れ惚れとしました。イエレさんは弓職人としてもとても優秀なお方ということで、弦四郎丸の弓はこの人にお願いしますかね。とは言っても肝心の私のバイオリンの腕がまだまだなので、弓の違いが本当にわかるようにならないと意味がないので、そのレベルに早く達したいものです。
[PR]
by ralatalk | 2005-11-23 20:32 | バイオリン
 今回も北区の文化振興財団が主催しているまちかどコンサートに行ってきました。一般区民相手の無料コンサートなんですけど、結構あなどれないというか、庶民相手によくぞここまでマニアックなプログラムを組んでくれていますね。うれしいですなあ。

 今回は、バロック・バイオリンとバロック・チェロ、チェンバロの三重奏で、ビーバー、ポリエッティ、セルマ、シュメルツアーというちょっと馴染みが薄い作曲家の作品でしたけど、結構勉強になりました。演奏者は、赤津眞言(バイオリン)、岡田竜之介(チェンバロ)、高橋広路(チェロ)です。会場は、東十条ふれあい館。
 
 今回の聴きどころというか、ポイントは、古楽器の音色を楽しむということでしたけれども、この点では収穫がありました。

1.バロック・バイオリン
 バロックバイオリンと現在のバイオリンの違いは、指版が短いのと指板の傾斜が緩やかになっていること。顎当て、肩当て無しで演奏され、弓もバロック弓で演奏されておりました。
 目の前での演奏は、今回初めてでしたが、予想通り音が小さい。よく文献で書かれているフルートのような音というイメージがよくわからなかったのですけれども、この表現を翻訳すると、モダンバイオリンのように輝かしく刺激的な音ではなく、柔らかいやさしい音。またビブラートはかけないで演奏するので、澄んだ鳥の鳴き声という感じですかね。これがフルートのような音という正体かな?

2.バロック・チェロ
 このチェロは、エンドピンがないんですね。びっくりしました。始終足に楽器を挟んで楽器を浮かせて演奏されていたので、結構大変そうな気がします。こちらもバロック弓での演奏。胴が太いこともあって想像以上に大きく豊かな音。モダンチェロよりも良い音。多分これは年代物のすごい名器なんですかね。侮りがたし、バロック・チェロ。

3.チェンバロ
 使っていた楽器は、イタリアンの楽器。全長が長く響きが豊かに鳴るのが特徴。チェンバロには、4種類あって、イタリアン、フレンチ、ジャーマン、フレミッシュがあるそうで、それぞれに特徴があるみたいです。演奏中にチューニングが狂ってくるらしく頻繁に調律していたのが印象的。音は意外に大きかったですね。イタリアンの特徴なのかなあ?
 ※ チェンバロはすごく種類があって分類するのもかなり難しいようですね。

以上、楽器を楽しむという収穫はあったのですけど、作曲家もビーバーという作曲家は非常におもしろく感じました。この時代で、グリサンドとかコルレーニョ、バルトークピチカート、スコルダトゥーラ(変則的調弦)を曲に取り入れていたというのが、すご過ぎ。バイオリンの大変な名手だったそうで、この人がいなかったらバッハの無伴奏バイオリンソナタは存在しなかったかもと言われているそうです。
 この作曲家については、すこし検証の要ありですね。ロックオンしておきます。
[PR]
by ralatalk | 2005-11-20 22:03 | コンサート
前回の続きです。

6.アンリ・ヴェータン

 ベルギーのバイオリニストにして作曲家。家は貧しかったのですけど、幼いころから天才だったらしくベリオに見いだされ、無償で指導してもらえてかつオランダから奨学金をもらって12歳で卒業。海外の演奏旅行へ、各地で絶賛される。ウィーンへ行ったときにベートーヴェンのフィデリオを聴き感激。またクロイツェルソナタもこの時、聴いて「クロイツェルはもう一度ウィーンに戻って来て、この音楽の神様の前にひざまづいて許しを乞うべきである。」と語ったそうです。あのパガニーニにも会っていろいろと助言してもらったらしい。かなり充実した音楽活動をしていたんですけど、52歳のときに脳出血で倒れ半身不随に。回復の途中にあったのですけど、馬車に乗って旅をしている途中で投石に会い重傷。それが原因で死亡。
 ヴェータンは、オーケストレーションに自信がなかったので、毎日のように演奏者のそばに座ってオーケストラの個々のパートを調べ、時には彼らと議論し楽器のテクニックを学ぶ。それ故にかなりの腕前になったそうです。後にあのベルリオーズに大きな影響を与えることになったそうです。すごいお人です。
 晩年は、バイオリンが弾けなくなったので、生徒虐め?なことをやっていたそうですけど、弟子のイザイからかなり尊敬されていて、イザイはヴェータンの葬式のときに馬車の霊柩車に恩師のバイオリンと弓をのせて運んだらしい。でもイザイも国葬されるときにバイオリンを載せた馬車で最後を迎えているのですね。
 愛器は、ガルネリ・デル・ジェスの軍馬。この愛器をカンポセリーチェ大公から売ってくれないかと言われたときに「2万フランなら」(当時の相場は1万7千フラン)と売る気もないのに言ってしまう。「じゃあその値段で」とあっさり小切手を切られてしまうと、子供のような泣きじゃくってしまう。娘さんがこれをみて大公に断念してもらうように頼み込んで許してもらう。なんかわかるような気がしますね。

7.ヴィエニャフスキー

 ポーランド最大の凄腕バイオリニスト。ヴェータンの後任でブリュッセル音楽院の後任となる。彼のバイオリン協奏曲は、コンクールの課題曲の常連なので有名ですよね。アメリカの演奏旅行を伝説のピアニスト、アントン・ルーヴィンシュタインと一緒にやった。かなりの過酷なスケジュールだったらしく二人の仲はかなり険悪になる一幕も。でもおかげで大金持ちになる。しかしながら、大酒飲み、博打好きな豪快な性格だったらしく、稼いだお金は全部使ってしまうし、極度の肥満になり体調も悪くなり30歳代で心臓病、44歳の若さで亡くなってしまう。
 そういう生活をしていたので、すごいエビソードをもっています。
何と演奏中に倒れてしまって、それを見ていたブラームスのマブ達のヨアヒムが、楽屋に急行し、ヴィエニャフスキーのバイオリンをもってステージに登場。バッハの無伴奏バイオリンのためのシャコンヌを演奏し、聴衆が万雷の拍手を送った。その後、ヴィエニャフスキーがよろよろとステージに現れて、感謝の涙を流しながらヨアヒムと抱き合うという、何か映画のワンシーンのようなことがあったらしいです。
 ヴィエニャフスキーの功績としては、ロシア式運弓法と呼ばれている近代的なボーイングを確立したことで、後のアウアーなどに多大な影響を与えたことです。

以上、今日はここまで。
[PR]
by ralatalk | 2005-11-20 10:08 | 音楽エッセイ
佐々木庸一さんと言えば、バイオリン関係の著作で結構有名ですけど、それらの一連の著作を読んでみて結構おもしろかったので、この中で印象に残った作曲家、演奏家、教師をメモしておきますかね。

1.ヴィオッティ
 モーツアルトの1年先輩にあたるフランスの作曲家兼バイオリン奏者。当時最高のバイオリニストだったのですけど、最後は音楽から足を洗ってワイン商人になった人。でも商売は失敗。150曲以上の作曲をする。そのうちバイオリン協奏曲が29曲あって、ベートーヴェンとブラームスに大きな影響を与えたらしい。確かにこの人の作品は、魅力的な旋律に絡む対旋律が美しいですね。ブラームスは22番の協奏曲をかなり気に入っていたらしいです。ブラームスお得意の反則寸前の絶妙なパクリがあるか要チェックですなあ。

2.パガニーニ
 この人はバイオリン界の最大のカリスマ。そしてかなりケチな人でも有名。その当時では考えられなかった超絶技巧演奏で失神者続出の伝説的演奏会を行う。その当時の絵画にもパガニーニを題材にしたものが多いからかなりのものだったようですね。バイオリンは独学。父はこの人の才能に気づき、鬼マネージャとなって、幼いパガニーニを稼ぐためにこき使ったらしく、パガニーニは父親から早く独立したかったらしい。でも独立して恋と賭場にのめりこむ。賭博で自分のバイオリンをとられてしまって、困っていたときにファーンからガルネリ・デル・ジェスの名器「カノン」を提供してもらった話は有名。これ以降、賭博はやらなくなったらしい。とにかくここでは、書ききれない波乱万丈のエピソードが満載なので、興味のある人は伝記を読んでみることをお薦めします。

3.クロイツェル
 バイオリン教則本の42の練習曲でかなり有名。プロになる演奏家はかならずやるらしい。ベートーヴェンにかなり感激されてバイオリンソナタを献呈されるも、「この老人は気違いだ!」と言って1回も演奏しなかったのに「クロイツェル・ソナタ」とはこれ如何に?。その天罰か、左腕を骨折して演奏家を断念、晩年は脳卒中で倒れ半身不随になる不幸な人生を送ってしまう。

4.ピエール・ロード
 この人はプロ御用達のバイオリン練習曲「24のカプリース」で有名。若いときは相当な凄腕であったのに、ロシアで宮廷楽団の独奏者となり5年間留まって楽をしていたのがたたり、フランスに帰国後は過去の人に。でもこのとき30歳半ばであったらしい。それに反省して猛練習するも、ベートーヴェンから「難しい箇所を簡単にして弾いていたが、それでもなお、ためらうように不安定に弾いていた。」とか音楽評論家が喜んで語るようなことを言われる始末。でもベートーヴェンって難聴だったのでは??
 何れにしても少し信じられないようなお話しなので、こちらでも調べてみますかね。病気だったのではと予想してますけどね。

本日はこれまで。
[PR]
by ralatalk | 2005-11-20 00:36 | 音楽エッセイ

パガニーニ

最近、興味のある作曲家は、パガニーニエネスコなんですけど、今回はパガニーニの方です。
パガニーニは前期ロマン派の作曲家になるのですけど、前期ロマン派は、ひ弱で軟弱、聴衆に媚び過ぎという感じがあって、どうも好きになれない作曲家が多いので今まで避けて来たのですけど、パガニーニは、そうしたことと無縁のようだし、後の作曲家に与えた影響もかなり大きそうであるということでいろいろと聴いてみることにしました。

More
[PR]
by ralatalk | 2005-11-16 00:31 | 音楽エッセイ
今週のレッスンでは、線をまたがるスラーでの移弦時のノイズ、音程、D線の音量についてを指摘されてしまいました。

●移弦時のノイズ
1.どの弦を弾くのかしっかり意識して弾きくこと。このためにひじの高さを意識する。
2.移弦する直前に弓を一瞬止めてもよい。

●音程について
1.音階を上るときと下がるときで音程が異なる。
2.3の指が低めで、2の指が強引に音程を取りに行っているので手の形が悪い。
3.E線の手の形が特に悪い。どの線でも一定の形が取れるように。

●D線の音量
D線になると音量が小さくなるという癖があるそうで、これはまったく気が付いておりませんでした。これは、G線とA線に当たらないないように慎重に弾いているのが原因ですね。

 移弦とかD線の音量とかは、意識して練習すればなんとかなりそうですけど、やはり音程に関しては難しい。
 バイオリンの音程は、5度を基準として取りますけど、3度をハモらせるための調整を演奏中に随時入れていくということをしないといけないのですね。なぜこんな面倒なことをするかというと、弦楽器でピアノのような平均律で演奏した場合、3度の和音が汚くなってしまうのでどうしても補正する必要があるからです。
専門的には、ピタゴラス音律を基準とし、ハモる個所があれば純正3度音程で補正するということですかね。

※ 5度音程を基準にした場合、ピタゴラスコンマの問題があり、どこかの音程で5度の間隔を修正する必要があるのですけど、深追いすると専門的な話になるのでここでは止めておきますね。

 このことを知っていたので、音程を取るために指版にマーキングすることは避けていたのですが、弦楽器フェアで試奏していた方々の音程の悪さに愕然となったということもあって、この方法を採用することにしました。

※横で聴いていて感じたのは、指がいくら回っても、弾くたびに音程を修正していたのでは遅いので、ピンポイントで音程を掴むということが重要なポイントのようですね。ごめんなさいね。試奏していた人には悪意はまったくありません。

 それで、初心者マークみたいで非常に格好が悪いのですけど、指版にマーキングして練習をすることにしました。
 マーキング使った練習での利点は、指の間隔が意識できるようになること。具体的には上昇音階から下降音階になったときに2の指が3の指の方向に引きづられて高めになっている状態が視覚的に意識できるようになるということです。
 またマーキングの位置に指をポイントしても、指の角度によっても音程が変わるので、これも微妙な指の置き方の調整にもなるということです。

 東急ハンズで銀色のシールを購入。あまり大きいと指にシールがあたり位置がずれてくるので一番小さなサイズにしました。
b0046888_2355881.jpg

[PR]
by ralatalk | 2005-11-15 23:59 | バイオリン

弦四郎丸ご帰還

昨日あった弦楽器フェアの帰りに、修理に出しておいて弦四郎丸を迎えにいきました。

弦四郎丸はすっかりきれいな体になって戻ってきました。いったいどこがニスの剥がれた部分なのかまったくわかりません。またオイルニスを塗ったことにより光沢が出て楽器に貫禄が出てきました。うまく修正していただいて職人さんにに本当に感謝です。
職人さんによると新作のバイオリンだとニスの色合わせが難しいらしいのですけど、古い楽器だと目立たなくするのはそれ程むずかしくはないとのこと。それにしてもお見事です。

 早速帰宅して弾いてみようと思ったのですが、弦楽器フェアでくたくたで、調弦のみをやってその日はお休みにしました。

 翌日、早速練習しようとしたところ、弦四郎丸の音が変わっていたので少しとまどいました。全体的に音が更にでかくなって、G線がばんばん鳴るようになりました。弦楽器フェアに出展されていたどの新作バイオリンよりも鳴っているし、この結果にはニンマリしつつも、音が少し野蛮で怒り口調になっています。A線の音がひっくり返りやすくなっているし。予想では、ニスの影響によって音がマイルドになって、音量も少し落ちるかなあと予想していたのですけど、まったく逆の結果になってます。

 う~ん、これは修理のために1週間ほど弦を緩めたのが原因かもしれんなあ。弦のチューニングも少しずつ狂ってくるし、もうしばらく弦が安定するまで様子を見てみないとね。弦楽器というのは、本当にデリケートなもんですね。

●追記
※新作のバイオリンは最初は鳴りが悪いらしく、弾きこんでいるうちにどんどんと良くなってくるらしいです。意外に鳴らないので逆に少しびっくりしましたけど。

※お店の主人に弦楽器フェアで会ってきました。現在イタリアの2代巨匠の新作を薦められましたけど、音が好みでないのであまりピンときませんでした。こういうバイオリンを持っておけば財テクになるのかもしれないんですけど、日本人作家にもものすごいバイオリンを作っていた人が何人かおりましたので、こういう優れた職人さんに特注でつくってもらうというのが一番いい買い物になるのではないでしょうかね。
まあ100~150万円くらい出す気があればの話ですけど、手工バイオリンの場合、木材選定から始まってかかなりの手間暇がかかるので、このくらいの価格になってしまうのは、仕方のないことなんでしょうね。

 さて久方ぶりに練習再開。ボーイングが下手くそになっているし、右腕がすぐにだるくなります。この調子だと、来週のレッスンが怖い......。
[PR]
by ralatalk | 2005-11-06 22:40 | バイオリン
本日、弦楽器フェアに行ってまいりました。
 弦楽器フェアでは、国内外の弦楽器制作家のバイオリンの試奏と、プロ演奏家による演奏も聴けて、すごく楽しませていただきました。
2005年の新作バイオリンということで、まだ生まれたばかりの赤子のような楽器達です。全体に感じた印象としては、どのバイオリンも明るく健康的な音が鳴っているなあという感じです。それにさすがに新作ということでニスもピカピカでとても美しいものでした。これからだんだんと古くなってくると各楽器の個性が徐々に出てくるのですね。
b0046888_0244410.jpg

 今回の楽しみはプロ演奏家による新作の試奏会でして、奥村智洋さんの演奏でチャイコフスキーの小品を弾きつつ、各制作者のバイオリンの音くらべをするというものでした。2回の試奏会で、16台のバイオリンが試奏されました。こちらも気合い十分で、いつもの10倍の集中力で試奏聴かせてもらったんですけど結構くたくたです。コンクールの審査員なんかになるとかなり大変な作業になるんでしょうね。

 試奏会で印象に残ったバイオリンは、陳昌鉉さん、橋本剛俊さん、MrフォーさんとMrリーさんの共同作品でした。

陳昌鉉さんのバイオリンは、高域に非常に薄いベールがかかったような音で、独特でした。実際手にしてみたところかなり軽く感じるバイオリンで、とても弾きやすかったです。音的には私の好みですね。

橋本剛俊さんのバイオリンは、新作くささの少ない、よりバイオリンらしい音。まだまだ弾き込むことによって音が良くなって来そうという期待を持ちました。

MrフォーさんとMrリーさんのバイオリンは、ドイツ的でどっしりとした感じで、重厚感がありました。

 後、本日の試奏会の方にはでていなかってのですけど、松本伸さんのストラディバリウスの装飾バイオリンをコピーしたバイオリンも音もやわらかく良い感じでした。作りがものすごく丁寧だし、音も良い。個人的にほしいですね。
※コピーといっても少し装飾はアレンジしているとのことでした。

 いろいろ見させて頂いたのですけど、このクラスのバイオリンになると、どれもしっかり作られているので、後は自分の音の好みとか、フィーリングが合うかどうかということになるのでしょうね。
  
追記:
 プロ演奏家による試奏会なんですけど、これだけ演奏していただいても、楽器の性能のほんの一部しか評価できないのですね。弓、弦との相性、楽器の調整具合、演奏者との相性とかいろいろありますからね。本当に奥深い世界です。
奥村智洋さんによると、バイオリン選びのポイントは、各弦のバランスと速く弾いたときの音の立ち上がりにあるそうです。
[PR]
by ralatalk | 2005-11-05 23:27 | バイオリン