クラシック音楽を中心にしたポスト現代音楽のためのブログ


by ralatalk

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2ショットバイオリン

本日、待ちに待ったレッスン。

さてさて先生が弦四郎丸に気づくかどうかわくわく気分で挑んだレッスンでしたが、すぐに気がつかれて「え!買ったんですか?いくらしましたか?」と仰られたので、「弾いてみて、当ててみてください。」と返答し、弦四郎丸を弾いてもらいました。「とても甘い音がしますね。300万円くらいですか?」といってもらえたのでちょとっぴりうれしい。「いえいえ、そんなにするものではなかったです。」と返答。

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(先生のバイオリンとの2ショット。左が先生の楽器。1760年製だそうです。右が弦四郎丸)

 先生のおかげで良いバイオリンの音というのがわかったので、自分でも選択できたわけですが、私の感覚からすると、バイオリンは60万円クラスから音色、音量、バランスがすばらしくなり、100万円を超えた領域では、音的にはそんなに大差なく、つまり価格と音色は比例しなくなり、後は有名な職人が作ったバイオリンか、オールド、モダンなどの古い楽器の価格が高めという感じでした。
 60万~80万円クラスというのは、良い木材を選択できるようになり、それなりに人手をかけてとか、あるいは高名な職人さんのお弟子さんとかが作っており、お買い得感のある価格帯。ブランドにこだわらなければ、この価格帯の作品は魅力的ですね。

さらに、100万円クラスになると、手作りバイオリンの世界になってくるんですけど、音の品質は保ちながらも、職人さんたちのいろいろなこだわりがあっておもしろくなってきます。
 バイオリン本体の作りと仕上げがすばらしい作品がいっぱいあるんですけど、音的に平凡でがっかりというのもありましたし、有名な職人さんだからだといって抜群に良い音のバイオリンではないわけですね。
 私が一番こだわったのが、甘く深みのある音を出せるバイオリンで、これはなかなか見当たらなかったです。たまにあったりしてもすごい高価なもので手が出さない値段でしたけど。
弦四郎丸の場合は、中古で出ていて偶然に手に入れることができて本当によかったです。

※まあえらそうに書いてますけど、本当に良いバイオリンって、まだまだわっかちゃいないんですよね。バイオリンの世界は奥が深いのでこれからいろいろ勉強してみますね。

 そんなこんなで、来週あたり弦楽器フェアというイベントがあるそうなので、ちょっくら行ってまいりますかね。いろいろなバイオリンの音を聴いてみたいです。


追記:
 楽器屋の老主人に今回の件については、なんでうちで買ってくれなかったのと小言を言われました。まあこれは仕方のないことです。バイオリンは木で作られているのでまったく同じバイオリンてなものはこの世界には存在しないし、それに一目ぼれに近い音でしたので、これも運命。許してねマスター。
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by ralatalk | 2005-10-30 00:42 | バイオリン

弦四郎丸を調整

本日は、バイオリンの弦四郎丸の調整のために楽器屋さんに行って来ました。
やはり、魂柱の位置がずれていたみたいで、そのためにA線が大きく鳴っていたとのこと。調整は、魂柱をいったん取り外して、置き直すというもので15分くらいで修正がすみました。弾いてみたところなかなかいいバランスになりました。特にD線の音が出るようになってこれもA線と同様に胸に響く音になりました。またE線も力強い音になりました。心配していたA線の音色の変化はほとんどなし。カーボン弓との相性の悪さも解消されています。これで一安心。
 欲を言えば、G線がもう少し鳴ってくれれば、ほぼ完璧なんですけど、まあ贅沢いっていたらきりがないですね。
 そんなこんなで、今度は、弓を見に行きました。
弓に関しては、海外製よりも日本製のアルシェの音が気に入っており、その中からトルテ、ペカット、サルトリーのプロモデルを試奏させてもらったんですけど、どれも優劣つけがたしという感じでした。ただトルテは音が輝かしいのはいいのですけど、初心者が弾くには難しいのかあという感じでした。ペカットは力強い音、サルトリーは甘い柔らかい音で、またかなり弾きやすく感じがしました。
 あと、ソロモデルも試奏させてもらったんですけど、残念ながら違いがわからない。まあ初心者では判別は難しいのでしょうね。
 それにしても、これだけ音色が異なるとなると3つセットでほしいくらいですね。プロは何本ももっているというのもわかる気がしますね。
 まあ、いずれにしても教本の3巻が終わるレベルに達するまでは、違いというのはわかりそうにないので、それまでじっくり考えていますかね。

追記:
バイオリンには弓の歴史もあるんですね。以下のサイトに詳しくのっていたので大変勉強になりました。

フランス弓辞典  株式会社ラルジュ様のサイト

それにしてもバイオリン関係のサイトは異様に充実しているんですけど、おそらくパソコンマニアとバイオリン奏者というのは、こだわるアイテム、パーツが豊富にあるというところで共通点が多いからなんでしょうかね。
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by ralatalk | 2005-10-23 22:52 | バイオリン
バイオリンの名称をどうするのか、結構考えていたのですけど「弦四郎丸」と名付けることにしました。G、D、A、Eの4本の弦がすべてという一種の洒落です。

このところ愛器、弦四郎丸を弾いて少し気になってきたのが、A線の音が大きく鳴り、他の弦とのバランスが悪いことです。特に(G、D)と(A、E)間の音量差があるのが気になっておりました。修正するには、A線の音量を落とすか、(G、D)線の音量をあげるかなんですけど、弦四郎丸の美点でもあるA線の輝かしさを落としてしまうのはどうかなあというところです。
 楽器屋さんに調整してもらっていい結果になるかどうか、難しいところですかね。そんなこんなで思い出したのが、弓によってバイオリンの音が劇的に変化するということでした。そういえば、弦四郎丸を購入するときにお店で用意してくれていたのが、120万円の弓だったのですけど、そのときはそれほど、A線の音量バランスについては気にならなかったのです。
 それで、カーボン弓であるコーダ・クラシックから以前使っていた木の弓に変えて弾いてみたところ、多少A線が大きいかなあという程度の気にならないバランスに落ち着いています。G線とD線もさらに豊な音で鳴っているし。
 弦四郎丸とカーボン弓との相性はどうも最悪だったようです。弦四郎丸はカーボン弓がお嫌いですか。わかりました今度、いい嫁さんを探してみますね。弦四郎丸。
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by ralatalk | 2005-10-22 13:02 | バイオリン

21世紀の名演奏家辞典

「21世紀の名演奏家辞典」という特集をやっていたので音楽の友を久しぶりに購入しました。まあ眺めて見たんですけど、名演奏家達は随分と小粒になったように思えます。巨匠という人達がかなり亡くなっているので、ある程度は予想してたのですが、あらたらめて見てみるとクラシック音楽演奏家が弱体化しているように感じます。
 スケールがでかいというか、存在自体が神様みたいな人が生まれにくい時代になっているんですかね。最近、ちょっとバイオリン音楽史というものに興味があっていろいろ調べているんですけど、クラシックでは神的(あるいは悪魔的な)バイオリニストが、演奏技術を向上させ、それが作曲家に刺激を与え、良い曲を書かせていたりする場合もあります。
ヨアヒムとブラームスの関係は有名ですよね。

またバイオリニストが自らが作曲するということもよくあることで、パガニーニなんかはその典型的な例で、リスト、ベルリオーズ、シューベルトなんかにかなりの刺激を与えているし、バイオリンの特殊奏法の開発なんかにも積極的だったようなので、この人がいなかったらバルトークもあの偉大な6曲の弦楽四重奏曲を書いていなかったかもしれません。

 他にバイオリニストであるエネスコなんかは、作曲家でもあるし、多くの作曲家や演奏家に助言を与えてもいます。ラヴェル先生のバイオリンソナタなんか初見ですらすらと弾き、2回目ですべて暗譜できたというくらいすごい人だったらしい。

 今、現代音楽界とかみてみると、作曲家と演奏家が分業され過ぎているのが、衰退化の原因かなあと思うことがあります。特殊奏法満載の超絶技巧に凝るのも良いのですけど、脳内自己満足度が高すぎて肉体が伴っていないので、到底バッハみたいな精神性の高い音楽は生まれてこない。他人に演奏してもらおうという安易な考え方が音楽を駄目にしているのかもしれません。
 逆にイザイの無伴奏なんかはかなり難しい曲なんでしょうけど、作曲家自身が弾けたということが、あのバッハにつながる精神性に近いところまでいけているように感じます。

 まあ、パガニーニとまではいかないまでもエネスコ、イザイ級の作曲家兼演奏家が出て来て、クラシック界を今一度盛り上げてほしいところですなあ。

追記:
 それにしてもパガニーニの伝記はおもしろいです。波瀾万丈、映画みたいな人生です。
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by ralatalk | 2005-10-20 23:45 | 音楽エッセイ
バイオリン君の名前、どうしようかなあという感じで考えている最中です。
バイオリンに名前を付けるというのは、一般の人からすると変態だと思う人もいるかもしれないんですけど名器には名前が付いている場合が多いのですね。

例えば、パガニーニが使っていたグァルネリのカノンとか、千住真理子さん使っているのは、ストラディバリウスのデュランティなどがあります。他にいろいろあるんですけど、日本音楽財団のホームページにはいろいろあって見ていて楽しいですね。

さて、我がバイオリン君ですけど、里子に出された「カイザー君」は、バイオリン教則本のカイザーを終了できるレベルになるぞという目的意識で付けていたのですけど、今回は、楽器そのものの特徴から考えてみることにしました。

いろいろ候補があったんですけど、部屋のおいて置くだけで、甘い香りがして、芳香剤の代りにもなるんで、「香」の一文字と「リアル・オーケストラ工房」から一文字とって、「香房(こうぼう)」君にしようかなあなんて考えています。
他に制作者のヤコブソンさんの名をとって、ヤコビーとかヤコビンとかも考えたのですがこれじゃなあ。

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by ralatalk | 2005-10-18 00:27 | バイオリン
バイオリンを弾きだして数ヶ月程度しか経っていないのですけど、都内のある楽器店で弾かせてもらったすごく古そうなバイオリンの音が忘れられず、これを超える音色をもつバイオリンがあるかどうか、10店舗以上巡っていたのですけど、このバイオリンの魅力を超えるバイオリンは1台のみ。それは240万円のフランス製のオールド楽器でした。この楽器は、ソリスト向けで、甘くかつかなり気品のある音で、音量的にもすばらしいものがありました。さすがにこれを手に入れることはかなわなかったのですが、これにかなり肉薄している楽器が今回偶然にも手に入れたクレモナの楽器です。

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このような楽器をよくもまあ前のオーナーは手放してくれたものです。私にとっては、かなりの価格でしたけれどもこんなところで躊躇していては、一生後悔すると思って購入しました。

 作者は、Jens G.Johanssonさんという若手の作家で、この人の音にかける執念とアイデア、高い技術力にほれぼれするものがあります。伝統的な技法に甘んじることなく楽器を革新してやろうという強い意志。私はこのバイオリンを最初に手にしたときにそのことを直感しました。もうほとんど一目惚れでした。

 甘い音で鳴りもすばらしく、神秘的で深みもある。スケールなんかを早い速度で演奏するとシルクのようにきらきら光っている感じで何とも神懸かり的な音です。とくにA線、E線のなりが抜群で、A線を弾いていると自分の胸が共振しているような感じ、E線も非常に高い倍音まで聴こえており音抜けがいいです。

 この楽器を購入する前に一つ気がかりだったのが、ネット上で評価が非常に高いピグマリウスの上位機種だったのですけど、確かに楽器の鳴りはかなり良く、明るい音なんですけど、私の求めている音の方向性とは、ぜんぜん違うということで、これではっきり決心がつきました。

 他にイタリア系の新作もあれこれ弾かせてもらったんですけど、巨匠と呼ばれる人の作品は、明るく鳴りが良い楽器が多く好みに合わないんですね。甘みと、神秘性、気品のある音色の古いフランス系のバイオリンの方が私の好みですね。価格もイタリアものより安いし。まあ今回の楽器はクレモナでしたけどフランス系バイオリンの音のような気がします。
 それと購入後、びっくりしたのが、香木を使っているのでしょうか、すごく落ち着いた甘い匂いがするのですね。これは長時間弾いていても疲れないようにする工夫なんですかね。

 まあ、大満足です。このバイオリンは、先生のもっているイギリス製のバイオリンと音色的には互角以上で先生が弾くとどうなるのか、非常に楽しみな次回のレッスンです。

 このバイオリンは、私が死んだときに、本当に音楽を愛するバイオリン弾きに残してあげたい。そんなバイオリンです。今から遺書を残しておく必要があるのかなあ。うちの親なら一緒に火葬場にという蛮行をやりかねないですからね。
 人は死んでもバイオリンは200年、300年と生き続ける。なんか不思議な感じです。
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by ralatalk | 2005-10-17 00:25 | バイオリン

教則本の曲に驚く

本日は、3週間ぶりのレッスン。

弟の結婚式が大阪であったため、帰省していて順延になってしまったのですけど、やはり3週間は空き過ぎです。
前回のレッスンでは、弓を先生に選んでいただいたので、そのお礼にと香水を贈り物として送ったところ、結構よろこんでいただきました。まあ、香水もいろいろあるんですね。なかなか選択には苦労しました。ブランドなんてぜんぜんわからない中、店員の巧みな誘導にものらず、匂いのみで選択。それにしてもかなり高い。女性はお金がかかるのですね。男に生まれてよかとです。

さて今回のレッスンでは、左手親指の位置がどれがベストな状態なのかとか、小指についてとかいろいろ質問してみて、そのための課題をやってという風な感じで、自分のペースでレッスンを進めてもらいました。質問の多い生意気な生徒なんですけど、先生の熱心な指導には感謝しております。

教本はイオネル・レジェンタのヴァイオリン教本を使ってもらうことにしました。この教本は内容がすごく良いのですけど、問題は、少々冗長なことで、全5巻で4巻にならないとポジション移動が出てこないというので、少し飛ばしながらやろうということで、先生の同意を得て2巻からやることにしました。

 で早速、初見でいきなり先生との合わせです。まあこうなることは予測していたので少し予習をしておりました。曲は、上パートが単純な音階をゆっくりとあがって、下がるという曲なんですけど、先生と合わせてみてびっくり。これがすごい音楽なんですよね。なんかグスタフ・マーラーの第9番にも通じるような静かで、どことなく諦観ただよう曲。ここまで単純な曲でこれほどのことができるとは。
これって本当にバイオリンの練習曲なの!?という感じで絶句。なんか弾いていて涙がでそうになりました。作曲者は、ピエール・バイヨというバイオリニスト兼作曲家。ケルビーニに作曲を学んだらしいんですね。時代的にロマン派かな。バイオリン教則本でも有名らしいのですけど、今度、CD屋さんに行くときは要チェックしておきますかね。

 レッスンが終わって、先生に「イザイを知ってますか?」と少し失礼な質問をしてみたところ、先生は弾いたことがあると言います。「2番はいいですよね。」というと「タラタッタッ、タラタララ」でしょうと即答(さすが)。「イザイはどれほど難しいのか」というと「バッハの方がまだ難しい。イザイの曲の方が、音楽の流れを自由に作りやすいのだけれども、バッハは限定された流れのなかで、いろいろなことを要求されるので難しい。」
なるほどね。無伴奏バイオリンソナタ・パルティータは、さすがにクラシック究極奥義曲の一つであることはありますね。
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by ralatalk | 2005-10-15 22:48 | バイオリン

音程と指の問題

練習に明け暮れていて休みの日などは9時間くらい練習。これは練習というよりも呪いのバイオリンで有名なチェリーニのバイオリンを弾かされているような状況ですなあ。とにかく弾いていてあれこれ試しているうちに時間がたっていくという感じです。
そんなこんなで、ついに左手の指が筋肉痛、物を持つのもビビっとくるようになってきて、これはやばい状況だなあと自分でも思ってきました。
おそらくは、これは無理のある弦の押さえ方に問題があるんだろうということで、いろいろと調べてみることにしました。

問題は、以下の通りです。

1.2指のポジションが一定しない。
 特に2と3が半音で下降音型のときに2が高めにつまり3側に引きずられてしまう。音程がずれているのがわかるので無理に2を1側にくっつけようとする結果、親指側に負担。

2.4指の音程が不安定

でどうすればよいかでいろいろ調べた結果、すごいサイトを発見。藤田将也さんの運営している「ヴァイオリンの部屋」にある「弾き方講座」にかなり詳しく書いてありました。この内容は、市販の本でもここまで詳しく書いていないくらいなので読んでいて感動しました。
手の形というのは、人それぞれでかなり違うので、なかなか理想的にはいかないもんなんですけど、どうすれば解決できるのか具体的に記述してあるところがすごいですね。
早速、試してみたところ、
1については、理想的な親指の位置を発見できたことによってほぼ解決。音程も安定してきました。また左手の筋肉痛もかなり解消されました。無理な弾き方は絶対に止めないといけないですよね。
2については、小指を鍛えることで解決するということで目下訓練中。これも良い方向にあるようです。

その他、指の角度と弦を押さえる強さを改善することによってレガートの区切り目がはっきりしてきました。なるほど、いろいろ考えながら弾かないといけないのですね。

あまり早くあれこれやるのは、百害あって1利も無しということがよくわかったので、もう一度、ヴァイオリン教本1巻の真ん中からじっくり練習することにしました。
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by ralatalk | 2005-10-01 22:41 | バイオリン