クラシック音楽を中心にしたポスト現代音楽のためのブログ


by ralatalk

カテゴリ:バイオリン( 64 )

毛替えのシーズン

ひさびさに、文京楽器さんのところに毛替えに行きました。いつもは標準なのですが、今回は上質にしてみました。どれだけ差があるのかということに興味を持っていたからです。ちなみに違いは、毛の質とか太さとかを均一なものにそろえているものが上質ということなのですが、実際に弾いてみたところ随分と違いますね。
感じは、上質の方がツルツルしており、松脂に随分と塗っておかないといけません。弾いてみると雑音がかなり減り、音も上品になりますが、弦との引掛りが減るため多少、弓に圧力をかける必要があるように感じます。
    ⇒このところは、松脂とか質も影響しますね。
う〜ん。どうなんでしょうか。標準のときの引掛り感が随分と違うので、少し戸惑っています。もう少し慣れてから追加コメントしますかね。

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by ralatalk | 2008-12-21 10:57 | バイオリン

2008弦楽器フェア

今年も弦楽器フェアに行ってきました。
今年の目玉は、日本人バイオリン製作家の菊田さん、高橋さんのバイオリンですかね。結構な人だかりでした。ご本人様には、こちらから挨拶をしておきました。バイオリンも弾かせていただきましたが、高橋さんは、きらきらとした高域が美しく、菊田さんは、アルト・トーンというのですかね、人の声に近い感じの音でした。もっとじっくり弾いてみたかったのですけど人気作家さんなので、じっくりと弾いている余裕がなかったです。

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by ralatalk | 2008-11-02 22:27 | バイオリン
「裸ガット弦にあらずんばバイオリンにあらず。」

という結論にはまだ達していないものの、プレーンガット弦を張ってみて、いろいろ考えることが深まってきました。ガット弦の表現能力は、スチール弦やナイロン弦とは比べもにならないくらい多様だし、そもそもバルトークの時代までは、ガット弦で演奏されることを想定して作曲されていたといいます。バルトークの弦楽作品はこのガット弦の音色の特性をかなり意識して書いていたのではないかという感じがします。
 それなのに何故、スチール弦になったのか、非常に不可思議。なんせ、今クラシック界は、原典至上主義と古楽最新研究がハイブリット化したオリジナル奏法&オリジナル楽器ブームであるのに、ガット弦が主流になっていないというのは不思議、まか不思議。何かとんでもない理由があるのかと思って、この分野の大御所の本を読んでみることにしました。

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by ralatalk | 2008-01-13 16:43 | バイオリン
本日、TORO社の裸ガット弦(プレーンガット弦)が到着したので、早速試してみました。
それにしてもですよ。プレーンガット弦は、音質は柔らかくて美しいが音量が小さい。音程が安定するのに時間がとてもかかる。テンションが強い現代のモダン楽器には使えないとか、弦楽器関係の書籍には過去の遺物のように解説されているのですけど、これって、全部うそ八百八町の世界だとわかりました。ちゃんと検証してから書いてくれない困りますね。もう少し弾きこんでみないとわからないですが、もしかしたら、これって史上最強の弦じゃないですか。あまりの音に自分で弾いていて感動してしまいました。今まで弾いていた音はなんだったんだ!というくらい衝撃的。本来のバイオリンの音というものがどんなにすごいのか初めてわかりました。まさにバイオリンに魂が入ったという感じです。

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by ralatalk | 2008-01-06 23:21 | バイオリン

リタッチの価格

新年を実家で過ごし、東京に戻ってきました。
その最初の仕事が、預けてある弦四郎丸の取りに行くこと。今回は、リタッチ3箇所と中のゴミ掃除をお願いしてありました。弦四郎丸を自宅に置いておくと、もしものことがあると嫌なので、毎年、弦楽器店に修理をかねて預かってもらっています。

それで、取りにいったのですけど、知らない店員さんしかいなかったので、その人にバイオリンを取りにきた旨を伝えると、奥の部屋からもって来てくれました。リタッチ部分を確認して、修理費を尋ねると、
「3箇所なので1万5千円。税込みで15,750円です。」
(ヒデブー〜。リメンバー・パールハーバ。いきなり不意討ちとは..。)
「ちょっと、いつもと違ってかなり高いですね。」というと、
「リタッチは、色を合わせるので難しく、このくらいが適性価格です。」と旧ソ連の官僚のようなマニュアル応対できっぱり。

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by ralatalk | 2008-01-06 00:34 | バイオリン

初心者の友人との練習

先日、バイオリン初心者の友人の依頼により一緒に練習してみました。
まず、調弦、肩当の調整、弓の持ち方、簡単なボーイング。これだけで1時間以上になりました。

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by ralatalk | 2007-01-10 12:38 | バイオリン

2006弦楽器フェア

私が最も楽しみにしているイベントである2006弦楽器フェアに行って来ました。弦楽器フェアの良い所は、たったの1000円で3日間で出入り自由で、高価な楽器や弓を試奏でき、制作者さん達とお話もでき、プロの演奏も聴けるということです。今回は金曜日と日曜日に行って来ました。

今回、ざっとの感想は、年々日本人制作者の腕があがっているなあというものです。この世界に興味のある人は、菊田さん高橋明さんが海外の大きなコンクールで優勝していることはご存知なことだと思います。両名ともにクレモナで活躍している制作者さんですが、もちろん国内にもすばらしい制作者はたくさんいらっしゃって、競い合っているなあいう印象を持ちました。
 特によかったなあと思ったのは、橋本さん、松本伸さん、陳昌鉉さん、荒井さん、クレモナ在住にはなりますが、松下敏幸さんのバイオリンは、それぞれに特徴があって響きが良いですね。
 日本以外だと、Marco Imer Piccinottiさんの作品の中に良い楽器がありました。イタリア物は高額なんですけどお値段的には100万円前半でリーズナブルでしたね。
 でも個人的に最も気に入ったのは、Marco Coppiardiさんのオールドフィニッシュ仕上げの2006年の作品。持った感じと弾いた感じが「おお〜」という感じで貫禄を感じました。弾きやすく気品のある柔らかな音色で反応も素直であったので、かなり良い楽器と思って、価格を尋ねてみると350万とのこと。新作でこの価格は、ビソロッティ、モラッシーと同格。すごい巨匠だったんですね。不勉強でした。名前を記憶させて頂きます。

※音楽ジャーナリストの渡辺和さんのブログにMarco Coppiardiさんの詳しいことが書いてありました。皇太子殿下のビオラを製作した人だったんですね。すごい。


まあバイオリンに関しては、このくらいにして、
「弦」におもしろい製品が出ていました。スウェーデン製のクラウンバイオリン弦という製品で如何にもバイオリン弦らしい潤いのある響きでとても気に入りました。価格も安いので手に入ったら早速張ってみよう思います。これはヒット商品になる予感がします。
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by ralatalk | 2006-11-05 23:47 | バイオリン
弦四郎丸の駒の調子が悪いことに気が付いたので、新調するためにマイドクターのイエレさんのところに持っていきました。そして最高級の駒にしてほしいと要望を出しました。それでも金額は1万2500円ですから安いものです。
弦楽器の場合、職人の腕が最も発揮されるのが、駒と魂柱の製作と設定でこれが楽器にベストフィットしてこないと楽器が鳴らないのですね。私はイエレさんは日頃の仕事ぶりから凄腕中の凄腕と思っているので、ワクワクしながら修理に出しました。

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そして弦四郎丸が戻って来ましたが、試奏してみてびっくりしました。まるでコンサートやコンクールで使うようなバイオリンの音になっています。稲妻のような音量と音色に透明感というかキラキラ感も倍増で高域がとても遠くまで響きます。イエレさん曰く、「駒に古い材料で使ってみたのだが、これほどの音になるとは思っていなかった。これはとても良いバイオリン。」とのこと。

これは、ものすごいことになったので、来週のレッスンで美探先生のところに持っていったらかなり驚かれるでしょうね。美探先生曰く「このバイオリンはすさまじい音がする」とおっしゃられていたので、「すさまじい」の次の言葉はどうなるのか楽しみなところです。

これでイエレさんの腕が弦楽器職人として最高レベルにあることが改めてわかりました。いつも故障した箇所以外の楽器の細かいところまで診ていただけるので、本当にお任せできる職人さんで感謝しております。

やはり弦楽器は調整が命ですね。あらためて感じました。
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by ralatalk | 2006-10-01 23:36 | バイオリン

サブのバイオリン

私の人生で一生の不覚は、初代バイオリンを売却したこと。本当に後悔しています。

バイオリンは、よく故障するので、そのサブがほしいのです。
まあ、故障といってもニスが剥がれの修正(リタッチ)、駒や魂柱の調整ですけどね。
特にリタッチは痛くて、ニスが乾くのを待つので1週間〜2週間かかります。

そこで弦四郎丸のサブとしてのバイオリンを20万円程度で考えているのですが、弦四郎丸と音質と音量を比べると、まったくお話しにならないので、かなり迷いが生じてしまいます。この妥協ポイントをどこに置くのかが課題です。

バイオリンで20万円〜30万円クラスとなると量産品ということで、手工バイオリンと比べて楽器の個性は、そのグレードに集約されるので選びやすいことはあるんですけど、最大問題は楽器の調整状態。

いろいろと楽器店をめぐって来たのですが、調整されていないバイオリンの何と多いことか。調弦とか適当だし、駒や魂柱の調整がきっちりされていなかったり、楽器の個性を考えてないで弦が張られていなかったりで、選ぶ前から力が萎えてしまいます。

 もう少し手を入れたら良い音がしそうなのに思う残念なバイオリンもたくさんありましたし、弦楽器の扱いになれていない店員さんだと、オイオイというような調弦で渡してくれたりしますからね。
調弦くらいはこちらでやっても良いのですけど、駒を倒すとかのトラブルのリスクがあるので、基本的に私は店員さんにやってもらっています。中には、駒が指板よりに傾いているのにもかかわらずペグを回してしまう店員さんもいて、ひやひやする場合がありますからね。そういう場合は、その楽器の試奏はしないことにしていますけど。

 東京でいうとクロサワ楽器店の渋谷店とかお茶の水店とかは、大きな弦楽器店なんですが、やはりお店が大きいというだけのことはあって、楽器の調整はしっかりしています。いつでも弾いてもらってOK状態になっているのは、いつも感心していますし、調整が悪いと言うとその場で直してくれますからね。それと楽器の試奏は、どんどんとやってくださいという雰囲気も良いです。「弦楽器は弾いてもらうことによってどんどんと音が良くなりますから」という店員さんの言葉が印象的です。後、ヤマハ銀座店も店員さんの対応は非常に丁寧だし、試奏しやすい雰囲気ですね。楽器の調整もきっちりとされていますしね。

他、いろいろなお店をみてきましたけど、全般的に敷居が高いというか、お客の目線になっていないお店が多くて、改善の余地ありというところでしょうか。
あるお店で、こんなことを言ってくる店員さんがいました。
「この楽器は、ぜんぜん演奏されていなくてまったくきれいな状態で、傷一つありません」
まあ、これは普通の商品なら立派な売り文句なんですけど、弦楽器は、まったく逆で弾き込まれて、演奏中の傷がついているくらいの楽器の方が、だんぜんすばらしいですからね。弾かれていない楽器は鳴らないので魅力が乏しいです。本物のストラディバリとかも傷だらけですしね。
 まあ、傷に関しては、大きなものでなければ問題なし。気になるところがあれば、修正もいくらでもできますからね。むしろ故障したときのアフターフォロー体制の方が重要ですね。良い職人さんのいるお店で買いたいものです。

まあ、それにしてもサブの楽器くらいすぐにでも購入できると考えていたのですが、楽器に対する知識が膨らんでしまった分、悩んでしまい、なかなか難しいですね。
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by ralatalk | 2006-09-24 23:43 | バイオリン
最近、ビオラに興味があっていろいろ調べているのですけど、まずは本来のビオラの音とはなんぞやということで、わが国のカリスマヴィオリストの今井信子さんの演奏を聴いてみました。まずは良く知っている曲ということでバッハの無伴奏チェロ組曲を聴いてみたのですが、かなり違和感がありました。今井ファーンには申し訳ありませんが、私の想像(妄想?)するビオラの音と違っていたというに過ぎず、ぜんぜん悪意はないのでご了承を。

さて違和感は以下の通り。

1.音域が違う
 
 実はこの曲集、オリジナル楽譜が紛失になっており、原曲がチェロのために書かれていたのかどうかも疑問らしく、ある人は、もしかしたらヴィオラ・ポンホーザのために書いたのではないか推測している人もいます。いずれにしてもビオラで弾く場合は1オクターブ音域が上がるだけなのですが、これにすごく違和感があり、気持ち悪く感じてしまうのです。私は絶対音感はないはずなんですけど、何でしょうかね。この曲の別の編曲、フルートとかサックス版とかの場合は、それ程気にならなかったのですが。


2.アタックが遅く、サスティーンがやや膨らみ加減になる

これは楽器の特性なんでしょうね。いつもはチェロの切れの良い演奏を聴いているので、それと比較するとブニョニョしている感じです。おそらく奏法的な問題もあるのでしょう。プリムローズもこの曲の演奏は、いろいろと問題のある個所が多いという指摘もしていますね。

3.バッハにしてはテンポが揺れる。ねっとりした感じが少し演歌ぽい。

 これは好みの問題です。カザルスの少し演歌ぽい演奏も味があって良いのですけど、個人的にはビルスマとかマイスキーのようにメリハリと切れのある演奏が好きなので、今井さんの演奏は好みからはずれますね。ただ、エチュードを弾くようなつまらない弾き方ではないので個性的におもしろいとは思いました。

4.ビブラート
 
 これも演奏者のスタイルの問題で、どうこうという問題ではありません。ただ、私の好みから言えば、少しかけ過ぎで速いように感じました。この楽器の良さを引き出すには、ノンビブラートをベースにして必要最小限のところで効果的にゆったりとビブラートをかけた方が良い結果を生むのではないかと想像しています。ビブラートの件についてはプリムローズの著作にもあるのですが、彼の演奏を聴いていないので、大きなことは言えませんが。


ということで、バッハだと違和感が大きすぎたので、次回は、オリジナルのビオラ曲で今井さんの演奏を聴いてみたいと思います。とは言え武満とかの前衛指向の現代曲だと楽器の良さ(5度、4度、3度、6度の純正な響きの共鳴)は引き出すことは期待できないので、ちょっと購入に躊躇するところがありますけどね。

いずれにしても、ターティスとかプリムローズとかの大御所の演奏もよく聴いておかないことには、ビオラを語る資格はないですよね。プリムローズの著作によると、古い時代の大きなビオラの求める人と、サイズは小さくなってしまうがストラディバリウス、ガルネリ型を好む人とに別れるらしいのです。ターティスの場合は、大きなビオラの推奨者だったのですが左手が故障してしまったので、一時引退し、それからターティスモデルという小型でも低音域が充実したビオラを作らせて現役復帰したとのことです。

あと平野真敏さんの演奏するワグナー激賞の幻の巨大ビオラ(ビオラアルタ)も是非ともに聴いてみたいですね。

ヴィオリストのレパートリーが確立されていくのは、ターティス以降の20世紀。バルトークのビオラ協奏曲で有名なプリムローズは少し後。英国ですばらしき2人の巨匠が揃ったため、英国においてビオラの曲が多いとのこと。英国の場合、バックスとかヴォーンウィリアムズとかドカチン系現代音楽とは縁遠いので安心して聴けるというのは利点ですかね。
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by ralatalk | 2006-09-19 18:03 | バイオリン