クラシック音楽を中心にしたポスト現代音楽のためのブログ


by ralatalk

カテゴリ:ライブラリ( 11 )

ギガ専用機の初号機が故障してしまったので、弐号機にGS3を入れ直すことにしました。
弐号機のOSは、Win2KなのでこれをWinXP Professional Edtionに変更。
OSは、OEM版だと価格は安いのですけど、マシンがお釈迦になると投資が無駄になるので、今回は、アップグレード・パッケージ版にしておきました。それにしてもOSのアップグレードで2万4千円は高いですよね。

さっそく、OSをアップグレードしてみましたが、大量のパッチにうんざり。何回も再起動をかけることに。
お店に派遣されていたMSの販売員に、次期OSについて尋ねてみましたが、最初はバグバグ君でとても使える状況ではないらしいとのこと。こういうことを平気でお客さんに言うくらいですから、次期OSへの移行作業は来年遅くにした方が良いみたいですね。
でも、まあ、OSはXPで充分だと思いますね。音楽用としてはなるべく軽くしたいので、ダウングレードしてくれても良いくらいです。

 一方のMacの方ですが、こちらはTigerにして正解。OSの機能として洗練されているし、安定していることとスポットライトという検索機能がかなり優れもので重宝しています。次期OSに関してもこの分だとかなり期待できそうですね。
 それにUnixで定番アプリが使えるのもうれしいところです。NeoとかはJavaベースのソフトなので操作が重いですけど、これがあればEXCELは使う必要はありませんね。

で、GS3のインストールをしてみたのですが、やってくれました。レジストレーションができません。
以下のようなメールが返信されてきました。



Thank you for your interest in GigaStudioV3-Orchestra.

Unfortunately we cannot Register your product due to the large number of times you have Registered
Please contact our registration hotline for more info:

CustSer@tascam.com

Thank you for your support,
TASCAM Registration Services



 最初の頃は、こんなメッセージが帰ってきたら、「何か悪いことでもしたのかなあ。」とビビリまくりだったんですけど、「はいはい、そういうことね。お馬鹿さんなシステム。」ということで、TASCAMの英語サポートセンターにメール。でも返事が返ってこない。TASCAMの英語サポートセンターのレスポンスは世界的にも悪いことで有名なので、これもシナリオに折込済み。
 1日待ってあげて、予定通り返事が来ないことを確認して、日本タスカムのサポートに連絡。翌日にレジストレーションキーを受け取りました。

フウ~。シナリオ通りとは言え、疲れますなあ。

こんなことなるのは最初からわかりきっていることなので、日本ユーザーに対しては、レジストレーションは日本のサポートに連絡するようにしてくださいとかマニュアルに書いておいてほしいですね。英語サイトのレジストレーション・システムは最悪ですから。

ライバル会社のNI社の場合ですと、ライブラリを使用するPCを変更するには、サイトにアクセスしてちょちょいとやれば、すぐにレジストレーションキーを発行してくれる仕組みになっているんですけど、GSの場合は、レジストレーションが難しくて、さらにリアルタイムにレジストレーションキーが発行されないので、本当に困ったもんです。

 ソフトの不正利用を禁止する方向性は良いとしても、お金を払っているユーザーに迷惑かけすぎですよね。
このような仕組みの基本は、ユーザー登録してもらって、登録ユーザーは、そこのサイトに行けば、レジストレーション、パッチ入手も含めて、必要な作業は何でもできるようにしてほしいのですけどね。NI社はこれに近いですね。

※ちなみに最近、MSのサイトに行ってびっくりしたんですけど、MSの場合だと不正にソフトインストールして使っているユーザーに対しても正規のユーザーになってもらうようにする仕組みがあるんでね。

で本件はこれにて、一件落着。
これからVSLライブラリーをGS3対応にするためのパッチ当て。これはすごく面倒。一日仕事です。
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by ralatalk | 2006-08-11 12:36 | ライブラリ

Synfulの発音タイミング

Synfulのパッチ(Problems Fixed in 2.2.2)が出てきましたけど、修正内容をみて少し疑念が湧きました。それは、Delay for Expression(DFE)という機能を使ったときの発音遅延時間が1秒ではなかったので修正したということですけど、正確に1秒の遅延なのかということです。この遅延が正確でないと他のライブラリと併用が困難になってしまいます。

そこで検証してみることにしました。
検証はDP4.6にMIDIデータを打ち込み、打ち込んだものをDPで録音するというものです。以下のものを使って録音してみました。

1.Synful ノーマル
2.Synful DFEモード
3.GigaStudio(Delta1010 MIDI/IF ←→ MOTU ExpressXT)
4.GPO(Mac版 DPのプラグインとして使用)

結果は、以下の通り。
1.遅延なし。これはDPの補正機能が働いているはず
2.正確に1秒遅延。
3.38msec遅延 MIDI/IFの影響とサンプルの発音タイミングも影響ありか
4.30msec遅延 これは意外。DP側で補正してませんね。

これは予想以上にSynfulの性能とDP側の補正機能が優秀であると気づくと同時に、サンプリングライブラリとの共存させる場合は、この差を頭に入れておかないとミックスできなくなるので要注意ですね。30msecも遅れるとさすがにわかりますからね。

●これは測定結果
一番上は、MIDIデータ。4/4拍子120の速度で録音。
b0046888_154642.jpg

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by ralatalk | 2005-09-05 01:11 | ライブラリ
フルートとピアノの編成で曲を書いていたのですが、和声構成が複雑になり過ぎて2台のピアノでないと伴奏できないような状態になってしまいました。いっそのことフルートを止めて2台ピアノの編成にするかと考えていたところ、ふと頭によぎった遊び心でSynfulを使って弦楽四重奏曲にしてみようとしたところ、あまりのすごさに絶句。この曲はもともと弦楽四重奏曲のために作られていたのかいうくらいすばらしく曲想にマッチ。しばらくはアホ丸出しで自作の曲に酔ってしまいました。弦楽だと不協和音がかなり柔らかくなるし、旋律もよりメロウに。強音のときの弦を擦る音もリアル。スピカートもできているし。もともとレガート演奏には優れたものがあるもののSynful 単体では音はそれ程とは思っていなかったのですけど、合奏させて、リバーブをたっぷりかけてやると、その実力が10倍くらいにアップする感じですね。これだと十分にメインで使えるどころか、音程に不安がある下手な生演奏よりこちらの方が上という感じです。で早速、曲を弦楽四重奏曲に変更。ちょうどベートーヴェンの弦楽四重奏曲の第10番ハープを研究中であったところだったし、勉強にもなるというものです。
曲の自体も弦楽器特有の広い音程のアルペジオや、刻み奏法を入れるのはもちろんのこと、従来のライブラリでは困難であったグリサンドなんかも入れてみますかね。少し自分でも楽しみです。

●追記
この話とは関係がないんですけど、今回のDP4.2はMacの虎OSと相性がいいんですかね。ロジック、Cubase、ProToolsと軒並みトラぶっているのにDP4.2に関しては私の環境ではノープロブレム。未だ落ちたことがありません。後は細かいバグを直してくれれば良いんですけど、これもお約束の次期バージョンということなんですかね。
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by ralatalk | 2005-07-04 01:27 | ライブラリ

Synful Mac 版登場

予想よりはやくSynful Mac版が出てきましたね。これは「早く購入せよ!」という催促ですかね?
ということで、お試し版をダウンロードしてインストール。お~、やっぱりDP上で操作できるというのはなかなか快感ですね。機能に関してはWin版とかわらず、音色もかわらずということでまずまずのでき。今のところ不具合というのは見当たらないようです。

Synfulに関しては、これからの技術ということであたたく見守っていこうと思いますが、気のはやいことに既にMac版の評価を書いている方がおられるのですね。ご存知、安西さんですが、第一報とは言え詳しいレポートでなかなか読み応えのある内容でした。さすがにプロですね。特にビブラート、グリサンドに関しては同意見。弦の開放弦の要望は、なかなかマニアックな注文。でもこれができていないとうそっぽいというのは本当の話。でも次のバージョンくらいでできそうな内容ではありますね。

 私としては、以下の点が不満ですね。

1.ビブラートの揺れをもっと大きくできるようにしてほしい。
2.低音楽器の音色がサイン波ぽい。コントラバスは、「え~!」という感じ。
3.弦の摩擦音とかのノイズ音がループ的。もっと自然にしてほしい。
4.ビブラートの周期やサイン波ぽいので改善してほしい。
5.音色にもっと色気がほしい。
6.MIDI情報を先読みできるようにして遅延なしでも演奏できるようにしてほしい。

 まあ、この辺は徐々に改善されていくでしょう。

今後の方向性としては、奏者の個性化に向かってくれるとありがたいですね。
ここでいう奏者の個性化とは、奏者による音程、リズムの癖を選択できることでこれができると打ち込みが大変楽になってきますね。
それと、もう少し未来になると、リバーブとか付属するようになるんでしょうけど、そんなありきたりのものではなく、フレーズにおけるアーティキュレーションを自動的に判断して演奏してくれる方向で考えてくれると大いに助かるんですけどね。つまり指揮者のように「そこは抑えて」「すこし突っ込んで」「クレシェンド~」とか「そこで弓を返して」とか「ホルン。音程!」とかの指示に反応できたらすごいうれしいのですけどね。
まあヘボな指示を出して奏者が退場という機能もあってもおもしろいですなあ。

●安西さんのブログ
 Anz's 制作日誌
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by ralatalk | 2005-06-17 12:59 | ライブラリ

OPUS 2

最近、VSLのサイトに行ってみたらOPUS 2の話題で盛り上がっており、いつの間にか販売されているじゃないですか。う~ん。迂闊でした。

OPUS 2はOPUS 1の補強版という位置付けのようで、Horizontalシリーズから抜粋して販売されているようです。価格は68,250円ということです。新規でつくられるサンプルとしては弦のハーモニックスを追加したようですね。詳細は、以下のリストにあります。

●OPUS 2のリスト

ざっとリストを眺めてみたのですけど、あまり大したことがないというか、購入意欲はあまり沸きませんね。私としては、バスクラ、コントラファゴットの充実とアルトフルート、Esクラリネットを加えてほしいところでしたのに期待どうりにはなっていないようです。VSLでは、リピテーション・モード系音色に力をいれているようですけど、これの使い方は難しく、使い勝手が悪いためほとんどディスクの肥やしになってます。ここを充実するよりは、レガート系のパフォーマンスセット音色を充実してほしかったのですけどね。mp、mfと追加して4階層はほしいところです。

製作チームとしては、もっとユーザーの声を聴いて、練った方がよかったのではないでしょうか。VSLの上位バージョンとの差は、24bitか16bitかの差ぐらいにしておいた方が、コンセプトとしてはわかりやすいですしね。その点、QLSOの方はうまく商品のカテゴライズができているような気がします。

まあ、この辺はSynfulの最新バージョンがカバーしてくれるはずなので、今となっては、やや興味が薄くなってはいますがね。
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by ralatalk | 2005-04-13 18:22 | ライブラリ

Synfulの最新情報

Synfulのサイトに久しぶりに行ってみたら以下のようなニュースが掲載されていました。
私としては、Synfulは遅延の問題があるためPC一台完結で作成しないと製作の手間が増えると考えているため、Mac版でほしいところですが、7月1日までには販売される予定で、さらに弦楽セクションものは計画にあるみたいでなので楽しみです。と言うことで今後は、サンプリングベースのライブラリの購入は控えることにしますかね。

以下、情報を要約してみました。

1.Mac版は、2005年7月1日までにリリースできる。
 MacOSX版でVSTとAUをサポートするので、Logic 7やDP、他の多くのシーケンサーソフトで利用可能になる。ただし、RTASのサポートは予定されていない。

2.Windows版のライセンス所有者は、無償でMac版に乗り換えることができる。

3.2005年末に新バージョンをリリースする予定で、これには弦楽セクションや金管、木管セクションもサポートする予定。このバージョンはアップは無償で実施される。

4.2005年末版では、弦セクションとしての奏法を完備する。
 例えば、ピチカート、コルレーニョ、スルタスト、トレモロ、ハーモニクス、ミュートなど。

5.2005年末版では、木管楽器の奏法を完備する。
 フラッタリング、ミュートなど

6.トリル奏法では、グリサンドトリルも開発している。
 おお湯浅譲二が演奏できますね。

7.チューバ、バストロ、ピッコロ、バスクラリネットに関しては、2005年末に提供できるようにする。
 え~と、これってリリース遅れじゃないの?

8.サンプリング周波数は、現在のところ44.1KHzであるが、他の周波数もサ
ポートする。
ほほう、24bit98Kだとするとどんな音に!?

9.Synfulシリーズのバリエーションとしては、以下を予定している。

●Synful Jazz instruments

ジャズ楽器において、異なるプレイヤー、スタイル、歴史的名器などをカバー。
楽器としては、サックス、トランペット、トロンボーン、ベース他。奏者の違いをカバーできる!?これはライブラリ史上初めてでは。

●Synful Rock Pop/funk/rock instruments.

エレキとエレキベース。まあこれには興味なし。

●Synful World Expressive wind and string instruments from around the world

インド、インドネシア、中国、日本、アフリカの楽器をカバー。
尺八があるのなら武満のノーヴェンバー・ステップスが可能。すごいね。
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by ralatalk | 2005-04-09 13:20 | ライブラリ
Synfulの登場でびっくりしているところに今度は、Gary さんところでGarritan Stradivari Violin Sample Library が$199という価格で出るらしい。これは知っている人は知っていると思うけど、2年くらい前から出す出すと言っていたGaryさんがようやく出してきたライブラリ。ギガスタ3が出たらすぐにでも出すと言っていたのに、結構開発が遅れたみたいですね。驚いたことにサンプリングライブラリではなく物理モデリングのライブラリということで、Synful のライバルになりそうな気配。

デモは以下のリンクのところにあるのですが、動画というのが意味深ですな。なんせSynfulでは、リアルな発音するために1秒間の遅延が必要なところをこのライブラリはリアルタイムで手弾きしているのですからね。音もなかなかいいですね。特にビブラートと重音奏法が自然ですね。

Quicktime MOV:

MPEG for other players:

ただどういった奏法があるのかが興味のあるところですけど、これでハーモニックスとかスルポン、トレモロ、グリサンドとか自由に出せるのであればすごいことですね。

そういう意味でこのデモでは、連打やトレモロがないのでそこのところはどうなんでしょうか。
後、バイオリンだけなのかなあ。
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by ralatalk | 2005-01-23 01:13 | ライブラリ
現在、Synfulについていろいろ調査しているのですが、海外のサイトでもやはり結構話題になっていますね。しかしながら冷静な議論というのが少ないような気がするのですね。技術革新というのは、かなりのスピードで進んで来ているし、VSLとQLSOの新秩序がどうのこうなんて、私にとってはどうでもいいこと。シンプルにリアリスティックなものが良いそれだけです。もともと生楽器の豊富な演奏表現をサンプリングだけで演奏するというのは無理な話でしたので、RPM 技術、フレーズ再構築モデリングと訳せば良いのかなあ? といった新しい技術は歓迎すべきものです。逆に反省し過ぎている技術屋さんは、「こうした技術は近年急速に理論化され進化してきているのを知っていたが、私はこの十年間何をやっていたのだろう」といっている人もいるようですが、反省しすぎるのもどうかと....。
 で今のところ冷静な判断をすると、以下のようになるでしょう。

1.サンプリング方式は無くならない
 打楽器系楽器、ピアノとか弦楽器のピチカートとかいった奏法はむしろサンプリングの方が向いていますね。

2.音色的に未成熟
 Synfulの唱える最新技術にはすばらしいものがあるのですが、音色プログラムにはまだまだ改善の余地があります。現在のところバイオリンはいいけどビオラ、チェロは駄目だし、他の楽器でも低中音楽器がシンセぽいですからね。
物理モデルのパラメータをもっとブラッシュアップする必要があると感じています。

3.  バリエーションが足りない
 ミュート系トランペットなどの特殊系音色が存在しないし、アンサンブル系の音色が現在のところまったくありません。アンサンブルも物理モデルでやるのかなあ? 

4.リアルな演奏は、MIDIの打ち込み技術に依存する
 ピッチベンド、ボリューム、モジュレーションの細かな打ち込み。ある意味これは、DTM時代に逆行する感じがしますね。指揮者が演奏者に指示するような形で演奏できなければ真の技術革新とは言えないでしょうね。まあこういう形では近いうちに実現するでしょうけど。

まあ上記に関しては、サンプリングと共存という形でも進んで来ると考えられ、時間が解決することになるでしょうね。まあ現在のところはサンプリングによる方向の優位はかわらないでしょうけれどもこの新しい技術をあたたかく見守っていくことにしますか。
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by ralatalk | 2005-01-11 01:16 | ライブラリ
Synfulのピッチベンド仕様のマニュアルを見ていて、ふ~んなるほど今まで何で気がつかなかったのだろうといった「コロンブスの卵」みたいな発想にニンマリしてしまいました。

例えば、ピッチベンドを使ってC→D→Eという音符を演奏させる場合を考えてみます。
C→DにベンドアップをかけD→Eにはベンドをかけない演奏をさせたいとします。
これは弦楽器なんかのスライド奏法(ポルタメント奏法)でよく使います。
不思議なことにMIDI楽器では、一つのMIDIチャンネルではこれができないのですね。
なぜならDにベンドアップされた音をいったん元のCに戻す必要があるからです。
だからこのまま演奏すると、C→D→C→Eという風になってしまいます。D→Cのベンドダウンの操作がどうしても必要なのです。
これを回避するには、MIDIチャンネルを複数に分割することで解決できますが、楽譜を分割することになるので楽譜がみずらくなると欠点が出てきます。

ではSynfulではどうするのかというと、ベンドアップされた音の次に新しい音が来たらそこでベンドアップ状態を即座に開放し、次の新しい音から演奏できるというものです。
この発想は、すごく自然ですよね。何でどこの楽器メーカーも気が付かなかったのか不思議です。

もちろん、ギターなんかは従来の仕様の方がいいので、旧来の仕様でも演奏できるようにはなっていますが。
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by ralatalk | 2005-01-10 22:59 | ライブラリ

Synful のデモ評価

「電子楽器でどこまで生楽器に迫ることができるのか」という課題を解決するには、サンプラーだけでは難しいものです。特に以下の点はサンプラーが苦手としているところです。

1.完全なレガートの表現
2.完全なグリサンド、ポルタメントの表現
(グリサンドのかかっている時間を制御できることが重要)
3.インターバルトリルの表現(4度、5度等の広い音程のトリル)
4. ビブラートを自由にかける

逆にシンセサイザーはそのようなことは比較的簡単にできるのですが、なんせ合成音なのでリアルな音色とは言いがたいものでした。でも物理モデリングのSynful を使うとことにより上記の問題を意図も簡単にでき、かつ音もリアルです。物理音源と言えば、今までにヤマハとかからも同種のものがありましたが、レベルが違うという感じです。
最大の利点としては、一つの音色でいろいろな奏法ができるためパッチチェンジをする必要がほとんどなくなったことです。今までは、一つのバイオリンの音を表現するためには、スタッカート系、サスティーン系、レガート系といった3つのトラックにメロディを分解して、それぞれにあったパッチを選択して打ち込みをしていたのですが、Synfulだと1つのトラックで十分であるということになります。このため楽曲作りの見通しがかなり良くなります。

他の利点としては、以下の通りです。
1.サンプリングベースのような莫大なディスク容量を必要としない
2.CPUパワーが少なくてすむ。操作が軽い
3.シンセなので音色のバリエーションがいろいろ作れる

ただ、いいことばかりも当然ないわけで以下の欠点があります。

1.リアル演奏を追求するには、1〜2秒のレイテンシーを甘受する必要がある。
Synfulには、リアルタイムな演奏モードとフレージングのリアル差を追求した演奏モードがあり delay for expression ボタンのオンオフで切り替えることができます。前者の場合だと結構シンセぽい音です。後者はかなりリアルな演奏になるのですが、いかんせんすごいレイテンシーになります。このため他のライブラリと同時に鳴らすには、ディレイをインサートする必要がありますね。

2.音色が少ない
現在のところ音色はソロ楽器ベースのベーシック奏法なものだけです。例えばミュート付きトランペットとかなどはありませんし。弦楽器のピチカートもない、弦楽合奏の音色もありません。

3.打ち込みの手抜きができない
 基本がシンセということでベタ打ちするとやはりシンセぽくなります。
 よって、ボリュームコントロール、モジュレーション、ピッチベンド、ヴェロシティ変化は絶えず付けていく必要がありますね。特にヴィブラートを制御するモジュレーションの付け方がキモですかね。

4.フェイザリングに注意
 物理モデルということで、同種系の音色を重ねるとかなり強くフェイザリングがかかります。例えば、第一バイオリンと第二バイオリンでユニゾンさせる場合には注意ですかね。
幸いにして、音色のバリエーションは簡単に作れるので、少し音程をずらすとか、ハーモニックスの割合を変えるとかするといいと思います。

5.Mac版がない
これはどうしようもないですけど、出してほしいですね。特にMAS対応版。

あと気づいたことなんですけど、サンプリングリバーブとの相性が抜群ですね。
かけるのとかけないのとでは、かなり感じが違ってきます。ブス女優が美人女優に変身くらいの差が出てきます。
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by ralatalk | 2005-01-09 14:55 | ライブラリ