クラシック音楽を中心にしたポスト現代音楽のためのブログ


by ralatalk

カテゴリ:邦人作曲家( 7 )

武満徹特集

芸術新潮の5月号特集が、何と「はじめての武満徹」という特集でした。

内容は、なかなかすごいもので、武満と美術界、映画界というところもちゃんとおさえて書いてあり読み応えがありました。
こういうすばらしい、大人の薫りのする特集というのは、音楽専門誌では無理なんですかね?美術界のレベルと比べて、音楽関係の記者は芸術理解という観点からは、小学校以下レベルな感じです。いいかげんに、下品な演奏品評会をやめて、ドイツ音楽至上主義な音楽史観から抜けきれないと、多様性に富む次の世代の芸術を理解するのは無理というものです。最近、ショスタコビッチ特集というのを某有名音楽雑誌がやっていたのですけど、あまりのレベルの低さに愕然としましたからね。「せめてロシアへ行って、ショスタコーヴィチの関係者と話くらいして来いよ。」という感じです。2次資料の使い回しとつまらない感想文で特集というのは、ある意味、読者を馬鹿にしているとしか思えないですね。

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by ralatalk | 2006-04-30 23:17 | 邦人作曲家
3/12に東京で邦人作曲家の大澤壽人作品のコンサートがあります。

○詳細はここ↓
http://www.nipponica.jp/concert/next_concert.htm
○経歴はここ↓
http://www.nipponica.jp/archive/comp_oozawa.htm

 まあ、邦人作曲家に興味のある人は、まだまだ少数でしょうけど、難解な作品ばかりではなく、親しみの持てる作品でかつ質の高い良い作品も多いのです。そのなかでも最大級の大物が大澤壽人です。作品の質は、まちがいなく世界レベルにあるので、特に神戸の人は、郷土の誇りにしてよいでしょう。

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by ralatalk | 2006-03-01 12:51 | 邦人作曲家

別宮貞雄の交響曲

別宮貞雄の交響曲の新譜がナクソスから出たというので、早速購入して聴いてみることにしました。

交響曲第一番
交響曲第二番
湯浅卓雄指揮、アイルランド国立交響楽団

新作の交響曲を聴くというのは、この作曲家はどこまでやれる人なんだろうと、すごい期待と不安をもって挑むわけですが、作曲家にとってもプレッシャーの大きなジャンルなんですよね。少なくともショスタコービッチ以上の交響曲、更にはベートーヴェンやマーラー以上のレベルを期待して聴かれるわけですから、余程の自信家でないとかけないですね。ということで「交響曲はマーラーで死んだ」とかいってこのジャンルから逃避行動を取る作曲家も多いし、シベリウスのように期待されまくったおかげで作品を書けなくなった人もいます。 

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by ralatalk | 2005-09-20 22:47 | 邦人作曲家
「う〜ん。これは本物。」とおもわずうなってしまったのがナクソスから出た深井史郎の作品集。

b0046888_2305049.jpg『日本のラヴェル』とCDのタイトルにありましたが、オーケストレーション的にはラヴェル先生のそれにかなり肉薄。今まで、ラヴェル先生のオーケストレーションを真似て作曲してきた人たちはかなりの数にのぼると思いますけど、誰一人としてラヴェル先生の心を宿したオーケストレーションをした人はいませんでした。いやこれは言い過ぎかもしれない。弟子のロザンタールはそれをやっている。ただし、オーケストレーションはラヴェル先生の方が格が上。ラヴェル先生と互角のオーケストレーションをやってかつ技巧ではない部分のラヴェル先生の心を宿せたのは、おそらく深井史郎ただ一人。
 

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by ralatalk | 2005-06-06 23:07 | 邦人作曲家
まず吉松隆vsフォーレといっても吉松さんのことを知らない人はおもしろくないでしょうから少し解説しておきましょう。
まず経歴等は、ご本人様のサイトにあるので省略するとして、私が思うところを整理すると以下のようになります。

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by ralatalk | 2005-05-26 15:51 | 邦人作曲家

吉松隆 対 フォーレ

ある日本の巨大掲示板に吉松さんのスレが立っており、興味本位にその中身を読んでみると面白いことが記述されてました。
それは、吉松さんが、ラヴェル先生やフォーレのピアノ三重奏曲に匹敵する曲が書けるのかどうかというものでした。まあラヴェル先生のそれは、先生の最高傑作の一つであるばかりでなく、クラシック音楽の究極奥義の一曲でもあるので、如何に吉松さんが、優れた作曲家と言えども無理ということで衆目が一致。ではフォーレではどうかということになって何とかできそうであるという人もいれば、無理という人もいる。

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by ralatalk | 2005-05-16 14:20 | 邦人作曲家

黛敏郎の音楽を聴く

ナクソスの日本作曲家選輯シリーズはずば抜けてすばらしい企画ですね。今まで知られていない日本人作曲家の作品を千円という廉価な価格で聴けるというのは画期的です。現代音楽のCDはとにかく高いので、さすがの私も購入には躊躇してしまう部分があるのですが、千円なら駄目で元々という感じでどんどん聴いて行けますからね。
さらに本企画の指南役は、日本史上最強の音楽評論家、片山杜秀なので、安心して購入できます。

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by ralatalk | 2005-04-25 14:37 | 邦人作曲家