クラシック音楽を中心にしたポスト現代音楽のためのブログ


by ralatalk

第87回 まね弾きするなら演奏スタイルも

久々のレッスン。美探先生は最近、ショスタコに凝っているらしく、
「第4番と第8番はいいね。」とのこと。続けて、

「特に第4番は最初はよくわからなかったけれども段々と良さがわかるようになってきた。第8番のヒュー〜ドンという爆撃の音はすごい。20世紀最大にして最後の交響曲作家なのだろうね。これ以上は考えられない。それらと比べれば、第5番は、彼の本音がかなり抑えられている感じがしてものたらない感じする。」




さすがに、先生だけのことはあります。ショスタコの交響曲で特に優れているのが、この2曲。13番と14番も入るけれども声楽付きですから純交響曲としては評価が難しい。4番については、クラシック最高の技術と体力が要求される超絶至難の曲。楽曲解釈も難しいですけど、この曲はマクベス夫人との関連と、チェロ協奏曲第2番、交響曲第15番との関連も重要で、ここをおさえている指揮者でないと説得力がかけます。1曲を演奏するのに長大なる研究が必要。それゆえに完璧主義が災いして、あのムラヴィンスキーも演奏しなかったのかも知れません。
 第8番については、楽曲解釈はストレートで可能なのですけど、戦争というものを表現した尋常ならざるものがあって、そう何回も気楽に聴ける作品ではないです。こちらはムラヴィンの得意曲というか、ショスタコと魂が共鳴をしています。


本日のレッスンのメニューです。

  1. 運弓の基礎
    これはいつもの通り。

  2. セブシック Opus1 No.1
    5,6段目を終了。次回は、7、8段目。
    「次回は、高速デタッシェでのパターンもやってくるように」

  3. 音階練習(小野アンナ)
     As-Durの音階を卒業。次は、As-moll。

  4. カイザー24番
     これもOK。いよいよ篠崎教本の第四巻へ。
     篠崎教本の第四巻をやるにあたっての注意事項を受ける。
    「ここからが、難しくなる。特にハイポジションが出てくるようになるので、ゆっくりとしっかりと弾く事。」
    「鈴木教本では、選曲が偏っているので、適当に飛ばしつつ、篠崎教本の何曲かをやる。特にヘンデルは重要だ。」
    という説明のあとにカイザー25番の模範演奏をして頂きました。

  5. ビバルディ:RV317 第1楽章
     前半部を演奏。先生からは以下の注意を受ける。
     「冒頭のアウフタクトの部分は、ゆったりとビブラートをかけて豊かに響かせる。」
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     「ダウンボーでのトリルの後、次の小節でダウンで音が入るが、ここは弓を戻していたのでは間に合わない。トリルの運弓を途中で一旦止めて、次からダウンを継続する。」
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    ⇒ここはどうするのか、かなり迷っていたのですけど。なるほど、コロンブスの卵でした。先生についていてよかったと思った瞬間でした。
    「君は、誰かの演奏をまねて弾いているのだと思うが、そこまでやるなら、演奏の姿勢もすべてコピーしなさい。バイオリンが下に傾いていると良い音がしないし、かなり素人くさい。プロで下を向いて演奏している者はいない。バイオリンは上を向ける。基本です。」
    ⇒うむむ。見抜かれていましたか。そうですね。楽譜を見ているとついつい下向きになるのですね。

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by ralatalk | 2008-09-14 01:02 | パガニーニへの道