第86回 まね弾き
2008年 08月 31日
それにしても土曜日の雨はすごかったです。突然の豪雨。雨が痛い。息が少し苦しくなるくらいの雨。家に戻ったときはずぶ濡れでした。痛かったのは、携帯の故障。雨で駄目になるとは何と軟弱な。こんなんじゃいざというときに役に立たないかも。バイオリン君は、まったく無事。ケースに水が入っていないかと心配になったのですが、全く問題なし。えらいぞケース君。
本日のレッスンのメニューです。
- 運弓の基礎
これはいつも通り。
- セヴィシック
左手のための練習曲。バイオリン界の「トラの穴」の書の一つ。うんざりするような運指練習の嵐。ピアノのハノンなんてこれと比べれば、なんておやさしい方と思ってしまうくらい。
これをレッスンから2段ずつやるということになりました。2段といってもこれを連続で弾くのはかなり難しく、指が痛くなってしまいます。
- 音階練習(小野アンナ)
As-Durの音階と分散和音。
セヴィシックのせいなのか、なぜか指まわらず。次回送りに。
- カイザー24番
デタッシェ弾きはOK。次回は以下のパターンを練習のこと。
1小節および2小節ごとのレガートパターン。ノーマルパターンおよびノーマルにレガートをかけないパターン。
- バッハ:ガボット(無伴奏チェロ組曲BWV1012より)
「うん。なかなかいいぞ。」
めずらしく先生から誉められる。今回の秘策は《まね弾き》。ユリウス・ベルガーとビルスマの演奏を徹底的にまねして弾いていたのでその効果があったようです。
《まね弾き》の練習で気づいたこと。ソリストの細かなニュアンスを注意深くことになるので、一音一音に対して集中力がかなり付くこと。楽譜に表現されていない表情がつかめるということ。
おもしろいことに、美探先生は、ユリウス・ベルガー弾きをするとご注意をくださり、ビルスマ弾きをすると「なかなかいいじゃないか。」とお誉めになりました。
さすが古楽のチェロ界のカリスマ。やはりその演奏には、普遍性があるのですね。妙に納得。
この曲は一応OK。次回は、ビバルディのRV371。ラルゴはとばすとのこと。