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by ralatalk

マンゼに学ぶ最新バッハ事情 その2

 マンゼのCDには、BWV565のバイオリン・バージョンが納められていたり、BWV1060が2台のバイオリン協奏曲版として入っていたりしていますが、これはバッハ・コレクターにとってはかなり貴重な音源なのだと思います。
 
 BWV565は、バッハのオルガン曲として最も有名な曲ですが、偽作の疑いが濃厚とのこと。私もこの曲に関しては、バッハらしからぬ大胆すぎる曲だと思っているので、さもありなんという感じなんですが、これの原曲が、バイオリン曲だったとなると、こちらの方が仰天の新事実。マンゼの演奏が如何にすごくてもこれは無いだろうと思っていたのですが、バッハのオルガン曲としては、音符の数が薄いので、ひょっとするかもという気がします。




 で、このことをいろいろ調べてみたのですが、あまり有力な情報は得られず。そもそもバッハの楽譜は、かなり長い間、ずさんに扱われてきたみたいで、直筆譜が紛失している作品も数多くあるらしいのです。有名な無伴奏チェロ組曲なんて、その最たるものですね。信じられないのですが、そもそもこれはチェロのために書かれていないかもという説もあるくらいです。妻やお弟子さんが、勝手にアーティキュレーションを加筆したり、間違って記載したりするものだからどれが本物なのか、世界中の研究者の頭を悩ましているのですね。

 BWV565については、さらに事態は深刻で、バッハの生きていた時代にお弟子さんが残した楽譜もないそうなんです。だから偽作の疑いがあるということなのですね。それなのに原曲がバイオリン曲だったというのは、どうやって調べたのですかね。興味のあるところです。
 
 有力な情報サイトは、国内では以下ですかね。海外のサイトを見に行かないと真実はわからないかもしれません。バイオリン版のBWV565の楽譜も探しているのですけど、ちょっと見あたらず。
●参考
坂崎紀さんが書いていらっしゃる文章。
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのための《トッカータとフーガ ニ短調》
 
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by ralatalk | 2008-07-21 23:32 | 音楽エッセイ