クラシック音楽を中心にしたポスト現代音楽のためのブログ


by ralatalk

第60回 左手と右手のずれ

本日、レッスンの前に美探先生に武満のファミリーツリーのCDをお渡しする。先生はこの曲は知らないというので、それはいけませんなということで持ってきました。さすがにノヴェンバーステップスや弦楽のレクイエムはご存知でありました。先生曰く、
「天才というのは、誰にも学ばないもの。パガニーニも武満も独学ですからね。それゆえにオリジナルなものを残せるのでしょう。」とのこと。
作曲家の場合、独学で名を残している人は随分といますが、バイオリンの場合は、独学は効率が悪過ぎるので余程の天才でないと難しいですね。



 本日のレッスンは以下の通り。
  1. 指の練習
     以下のパターン(1段目)の練習。先弓と元弓で演奏。弓は均等に使うこと。これに加えて、二段目、三段目もやってみよとのこと。
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  2. ハ長調音階(2オクターブ)
     これはクリアして、イ短調音階へ。

  3. カイザー19番
     手首が使えていない。左手の押さえが弓とずれる。ゆっくりと丁寧に。
    次回は、トレモロをなるべく高速に演奏してくること。

  4. ザイツ 協奏曲 第5番 3楽章
     以下の1段目の楽譜のところスタッカートを充分にきること。まだ足りない。
     2段目の旋律のテヌートは充分の伸ばす。切らない。
     3段目の重音のところは、元弓で、かつ弦から軽く離すようにする。スタッカート短く。
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     曲が終わった後で、先生は、
     「曲の弾き方というのは、いろいろあるんですよ。例えば、この曲をクレメルがやったとしたらこの通り。急速にテンポを速めたり、遅くしたり、突然音を小さくしたり、たまにポルタメントを加えたり、フラジオを入れたり。好き放題やっているようでいて曲としてまとまっている。バイオリニストは個性が大事。オリジナルでないといけない。」
     と楽しそうに曲を弾く先生。う〜む、この曲でここまで遊んでしまうとは、さすがに先生です。特に感心したのは、強弱。ものすごいフォルティシモの後にピアニシモが来るだけでもハッとするところがあり、説得力が強くなるのですね。それとスタッカートの種類が、さすがに豊富ですね。
     
     次回は、重音でつっかえているところをしっかりと弾いてこなといけませんね。

以上。
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by ralatalk | 2008-01-26 20:51 | パガニーニへの道