クラシック音楽を中心にしたポスト現代音楽のためのブログ


by ralatalk

第51回 半音階の歴史

今日のレッスンは、基礎練習とリリー・ブランジェの曲のみ。

 夜想曲を弾こうとしたときに、半音階がたくさん出てくるので、これを鍛えねばということで、小野アンナの音階教本で練習しようとしたのですが、半音階がまったく載っておりません。最新の教本である革命的音階練習にも載っていないし、

「どうなっているんだいこれは? 音階教本としての役目を放棄?」

と強い不信感。これでは、近現代音楽どころかチャイコフスキーの小曲すら弾けないではないかということで、あれこれ探しました。



まずあったのが、セブシックOp1。これは、使えそうです。と喜んでいたのですが、書いてある運指が古いという記事を読み、「え〜そうなんすか?」とびっくりして、いろいろと文献をあたっていると、下記の本を見つけました。

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「ヤンポリスキーのバイオリン運指法」この本はすごいです。

帯に「現代バイオリニスト必携の書」と宣伝しているだけのことはあります。特に運指法の歴史が書かれているところがすごい。感動しました。こういう専門書で感動することはめったにありませんが、半音階運指の歴史と3種類ある運指方法の使い分けまで書いてあることには正直驚きました。それによると、以下があるようです。
  1. シュポアの方法
  2. ベリオの方法(ジェミニアニという人が提唱したらしい)
  3. 一本指の通し

パガニーニのカプリス17番やチャイコフスキー、ヴィニアフスキーの協奏曲を実例まで豊富記載してあります。

この中で、シュポアの運指でやっているのがセブシックで、ベリオの方法でやっているのが、カールフレッシュのスケールシステム。カールフレッシュの方は、他にも様々な運指が書いてあるので、これは買いだということで即購入。
チャイコフスキー以降の曲では、小野アンナよりもカールフレッシュの方が実践的な感じがします。

さて、本日のレッスンですけど、運指に修正があったのでメモしておきますかね。

まず5小節目を変更。付点の次の四分音符で4thポジションへ移動。
これで2→4thの自然なポジション移動が可能になる。

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次に30小節目を変更。ここは前回の運指だと音程が安定しないということで変更。
最初のGは、A線で。次にE線に移弦する。

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39小節。前回はA線での指示でしたが、私の腕では難しいとのことでファーストポジションに変更。
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この他にもビブラート必須ということで、ビブラートの練習も追加。
高域でのビブラートは大変ですね。

レッスンの最後に美探先生から、
「一時はどうなることかと思っていたが、どうにか形にはなって来たなあ。」
「この曲ではビブラートは必須だぞ。指をしっかり指板に付けて。幽霊ビブラートにならんように練習することだ。」
とのこと。まだ、先は遠いですなあ。
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by ralatalk | 2007-10-28 23:37 | パガニーニへの道