クラシック音楽を中心にしたポスト現代音楽のためのブログ


by ralatalk

第50回 伴奏ピアニスト

12月に発表会。美探先生からエントリーの意志を最終確認されました。
もちろん出演なんですが、ピアノはどうするのかと前から気になっていたのですが、その説明がありました。ピアノは、プロの人にお願いするとのこと。本番までに3回の合わせがあって、8,000円とのこと。ロンドンの音楽大学出身の現役プロの方にやって頂けるとは、ご光栄のいたり。がんばらなくては。
 美探先生からは、
「ブーランジェのすすり泣きを表現できるような演奏を期待します。」
と言われておりますが、技術的課題がたくさんあるため、そこまでいけるかどうかは、まだ見えていません。
 とにかく、ビブラートを美しくかけれること。セカンドポジション、ファイブポジションの安定。中間部の速いスケール、半音階を安定した音程で演奏するなど、短いながらも課題満載。1時間のレッスンもあっと言う間に終わってしまいました。




今回のレッスンからは、「リリー・ブーランジェ」の曲だけになります。

 まずは、テーマの出だし。ここは、D線ですべて演奏しないとブーランジェの雰囲気が台無しになるということで、運指を変更。前回、サードポジションでやっていたところをセカンドポジションとファイブボジションに変更。まるでG線ならぬD線上のアリアですな。
 また美探先生の発案で、10小節の最後の8分音符をフラジオに変更。
13-14小節からも運指変更。
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 中間部。ここは難所。こんなに速く指が回らないので特訓中です。赤いスラーは、原曲と違う部分。ピークは、弓を返すことにしました。私の実力では、一弓で演奏すると音量がでないので、仕方なし。
 美探先生的には、「ここはピアノパートのオブリガートになっているので返さないで演奏できれば良いが、まあ、難しいなあ。とりあえず弓を返す。できるようになれば原曲通りとする。」とのこと。
 
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最後の部分はA線で、ここは音程が難しい。ファーストボジションなら楽なんですけどね。
美探先生は、ここの部分がなぜかとても気に入っていて、
「普通ならE-Fというような導音から主音につなげるが、導音がないために独特の浮遊感が出ている。」
「これだけ、自由に転調を繰り返しながら、最後はへ調に戻っているのがすばらしい。」とのこと。

確かに、この曲は、C音をペダル音として使っていながら、F-Durに関係のない和音が複雑にからんできて、常に主調であるF音の存在が最初からおびやかされ続けてており、それが最後にF音に到達するというみごとな戦略で作られております。しかも導音を欠いているため、「強く望むという意志よりも、こうあってほしいというかすかな命のともし火」の方が優勢になっております。しかも弱音器を付けてのPPPが指定されていますしね。

 これを17歳の女性が書いたというのは、よほどの才能とみるべきなんでしょう。この時点でベートーヴェンが、後期弦楽四重奏曲でようやく到達した悟りの世界に、彼女は到達してしまっているのですから。


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by ralatalk | 2007-10-20 23:50 | パガニーニへの道