頼まれたDVD(ラマラ・コンサート)
2007年 09月 29日
ベルを押してもなかなか出ていらっしゃらない。
(今日は休みだったかなあ。)と考えていると薔薇園の手入れを済ませた美探先生が、いらっしゃって、
「本日は5週目だから休みですよ。」
(が〜ん。)そうだった。うっかりしていた。
それで仕方ないので、美探先生に頼まれて購入しておいたDVDをお渡しする。
このDVDは、ラマラ・コンサートのDVDで、1ヶ月以上お貸ししていたものですが、お気に入りということでご購入されるとのことに。限定販売ということのようで購入に手間取りましたが、何とか先生のためにゲットしておきました。
↑HMVサイトで購入。右側は激安だったので引力に逆らえずポッチと押してしまったCD。またやってしもうたあ。
「これはすごいDVDです。高松宮殿下記念世界文化賞を受賞したのを知っていますか?」
「本当ですか。先生。」
「うん。おかげで、いろいろと自慢できたよ。」と笑顔で。
「ここのところのバレンボイムの演奏は、巨匠の域に達していますが、(ラマラでの)こういうことがあればこそのこと。音楽にはそれがにじみ出てくるもんなんです。若い頃の演奏とは随分と変わってきています。」
まあ、内容からして、そうした賞をいくつ受賞しても不思議はないですけど、職業音楽家の人は是非ともご覧になった方が良いですね。『人にとって音楽とは何か』ということが明確に描かれております。
あと雑談でタメになる話というか、研究中のお話というか、美探先生に、前回のレッスン時に以下の「バイオリン体操」の本をお渡ししており、その意見を聴いてみました。
「フィンガネス・エクササイズ—5分で演奏モードの身体をつくる 」神原 泰三 (著)先生曰く、
「なるほど理にかなっている。バイオリン演奏のうまさは体の柔らかさに比例するということだ。メニューインなんかは、ヨガも取り入れているしなあ。
本に書いてあることは、日ごろ私が、弟子たちに言っているところと共通するところも多い。ただ、問題は、この著者がバイオリンを弾いていないということで、バイオリン演奏にどこまで効果があるのかがあいまいだ。また、これを全部やるとなるとそれだけで時間がなくなってしまう。すこしピックアップしてみたいので、しばらく貸しておいてほしい。」
「それとこの手のことは、プロ連中の間でも話題になることもあるし、私の弟子のなかでも講習会に行った者もいるので、そうした人からも意見を聴いてみることにするか。ストリングスという雑誌にもよく掲載されているしなあ。」
とのこと。その研究結果の発表は楽しみですね。