クラシック音楽を中心にしたポスト現代音楽のためのブログ


by ralatalk

第47回 演奏のための姿勢

レッスンの最初に、美探先生にお貸ししておいたリリー・ブーランジェのオケ付き合唱曲の感想を頂きました。

「すさまじい。音楽というものを超越した何かを感じます。フランス近代の音楽でこれほどまでに深い音楽があるとは。おそらく若くして死んでしまった人の情念がそうさせているのでしょうか。芸術というのは、人間の苦しみとか悩みとか、そのどろどろとしたものから突き抜けてくるものがエネルギーの衝動がすばらしいのです。一方、これは残酷なことでもあります。」

また付け加えて、



「この音楽は、聴く人を選ぶと思うので、こういう雰囲気の世界が駄目な人には駄目でしょうね。胸が締めつけられそうになります。人には死生観に関する畏れというものがあるのです。私はこういうのは割と好きで理解できますが。」とのこと。

なるほど。確かに。白鳥の歌というのがありますが、リリー・ブーランジェの曲はまさに白鳥の歌。私は、音楽を越えた何かをもつ作品がおそらく好きなんですね。


本日のレッスンでは、本格的に姿勢についてのアドバイスを受けました。

「まあ、ようやく、弓がひっかかるようになりバイオリンの底板から音がでるようになってきた。バイオリンらしい音になってきた。次は姿勢だ。バイオリンの姿勢は、大きく音に影響する。」
「まず、歩幅。君のは広すぎる。もう少し狭めて。そして左足に重心を乗せる。」
「弓をダウンするときには、ひざを少しまげる。アップするときにのばす。そのときには呼吸もしっかりと意識するように。」
「バイオリンを強く弾く時、君は、腰を引っ込めているが、それは逆だ。強く弾くとは、バイオリンを前に出す。前のめりに。その方が音量がでる。」

ということで、姿勢の矯正に20分ほど。

次にいつものように基礎をやり、エチュードと曲に。
  1. カイザー18番(篠崎教本での番号)
    弓の位置について細かく指示される。この弓の位置については、未だによくわからない。pだからといって、かならずしも先弓を使うわけでもなく、元弓に近いところで弾くようにとの指示がでることがある。なかなか奥が深い

  2. ビブラート
    「まだ、おばけビブラートになっている。そろそろ指を固定するようにしなさい。」
    そうは言われても、高速なビブラートはなかなかかけ難い。特に曲の途中で入れていくのは、まだまだしんどいです。地道には練習しているのですがね。

  3. ザイツ:協奏曲第2番 第3楽章(鈴木教本4巻)【復習】
    「終わったと思ってた?」と美探先生が不敵な笑み。
    「この曲はきっちりやっておかないと、4巻の最後に出てくるバッハのドッペルが弾きこなせない。完璧にしあげなさい。」
    おっと。これはフェイントか!。でも練習はしていたので何とかなりました。

  4. ザイツ:協奏曲第5番 第1楽章(鈴木教本4巻)
    運弓について細かくチェックが入る。音の切れ目をきっちりと止めることを注意される。この曲に関しては、時間がなくなったので、半分で終了。後半の重音で難しい部分について質問したところ、丁寧に教えていただきました。

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by ralatalk | 2007-09-22 23:09 | パガニーニへの道