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クラシック音楽を中心にしたポスト現代音楽のためのブログ


by ralatalk

第25回 フラジオの弾き方

今日は、ハイフェッツ演奏のコルンゴールドのバイオリン協奏曲をもっていきました。このCDにはついては、超名盤との誉れが高く、美探先生も聴きたいと言っておられたので、購入しておいたものです。コルンゴールドについては、モーツアルトの再来と言われるくらいの神童であったのですが、ハリウッドの作曲家になったことで、クラシック界での評価は三流以下という扱いだったのですけど、ここ10年くらいで再評価されつつある作曲家の一人ですね。
曲は、非常にメロディが美しい、映画音楽的な甘い娯楽作品なんですが、ハイフェッツが弾く事によって、超名曲となっています。信じられないくらい美しいバイオリンの音で、現役のソリスト達の遥か上に君臨していますね。この手の音楽に感動することは、まずありえないのですけど、この演奏には感動してしまいました。おそらくハイフェッツのベスト演奏の一つであることは間違いありません。



他、うれしいことに諸井三郎の交響曲第三番は、美探先生曰く、
「ららトーク君。これはすごい曲だよね。これは普通の精神状態では書けないよ。感動した。3回連続で聴いた。もう少し貸しておいてほしい。」
とのこと。まあそうでしょうね。精神性の深さと高貴さは、マーラーの第9番、ブルックナーの第9番、オネゲルの交響曲第2番と互角レベルなのですからね。

さて、次は、どうしましょうか。美探先生には、ショスタコービッチの証言という本について、お話ししたところ、すごく興味を持っていただきました。先生は、ショスタコービッチの弦楽四重奏曲はよくご存知なんですけど、交響曲はあまり知らなかったいうのは意外でした。リクエストは、ショスタコーヴィチの交響曲ということなんですけど、7番、8番、9番、13番、14番、15番という順番が良いですかね。

ショスタコービッチの証言については、偽物という評価になっていますけど、この本を読むのと、読まないのとでは、ぜんぜん曲のおもしろさが違います。「人は自分の見たい現実しか見ない」というのがカエサルの名言ですからね。

※ショスタコービッチの証言については、作曲家:吉松隆さんのところにおもしろい記事がありますね。

さて、本日のレッスンです。
  1. ボーイング基礎
    早引きのための練習
    「楽器が揺れなくなって来ているがまだ揺れる。大分と指だけで動くようになってきた。」

  2. 重音(3度、オクターブ)
    3度重音の新しいパターンを練習。

  3. 左手の訓練(篠崎教本2巻P48)
    「今回、問題なし。大分とできるようになってきた。」
    まあD線でのパターンはト長調ということで、1と2指が開くのでA線のパターンよりは楽なのですね。A線のパターンは今でも指が痛くなります。

  4. カイザー10a番
    「OK。今度は10bとノーマルと6番のパターンを練習してくるように。」
    美探先生からOKはもらったものの、私的には、納得していないので、毎日の練習メニューに組み込んでおきますかね。

  5. カイザー11番
    「これは、中弓と元弓の両方で練習してくるように。」
    家に帰って練習してみたところ、10番より遥かに楽な曲ですね。ということでニンマリ。

  6. 鈴木教本2巻 ボッケリーニ:メヌエット
    今回は、美探先生のピアノと合わせる。まあ大体の音程は合っているみたいです。
    「フラジオは、小指の腹の部分で軽く押さえ、最後のフラジオの音は、指を離すと同時に弓も弦から浮かせる。」
    なるほど、こうすると美しい音になるのですね。

  7. 鈴木教本3巻 マルティーニ:ガボット
    「これ見て来た?」
    「すこしは。」
    「ではやってみよう。」
    ということで、美探先生とあわせる。さすがに初見に近い状態であったので、ミスだらけです。
以上
by ralatalk | 2007-03-19 00:14 | パガニーニへの道