クラシック音楽を中心にしたポスト現代音楽のためのブログ


by ralatalk

第12回 スタッカートは聴く、聴く、聴くだ

今回のレッスン終了後、美探先生と雑談。ラヴェル先生とバルトーク、ドビュッシーの話からひょんな展開でオーディオ録音の話題になり、最近のHD録音のお話しをしたところ、先生は興味津々で、
「それなら、カセットに録音してある弟子たちの演奏をCDにしてくれないか。」ということで、快く引き受けました。先生は、カセットがだんだん劣化して来ていることを随分気にしていたそうです。



で、先生のお弟子さんの演奏ということで、コンクールで優勝した人のヴィニエフスキーの演奏を聴かせてもらったのですが、これはびっくりするくらい完成度の高い演奏でした。中学生なのにプロトップレベルの名演。テクニックの完成度も高いのですけど、歌心があり音楽が生きていますね。一番最初に演奏して、優勝するというのはあまり例のないことらしいのですけど、この演奏を聴いた後で、これ以上の演奏するというのは、さすがに至難でしょうね。

他に、いろいろ聴かせてもらったのですけど、先生のお弟子さん達は、音楽に切れがあって、やわらかいですね。ボーイング・テクニックがしっかりしているので安定度が違うという感じがしました。さすがにハイフェッツの信望者である先生のお弟子さん達です。
 
才能のある人が、美探先生に習うとここまで違うのかと感嘆しています。先生は「才能というものは、教えることができない。才能とは、音楽を好きであり続けることであり、いつなんどきでも美しい音を出してやろうと思い続ける強い心であり、そして謙虚であるということ。メンタルな部分、ハートも大事なのだ。」と言っています。

さて今週のレッスンですが以下の通り。
  1. ボーイング基礎
     これはいつもの通り。

  2. 重音(3度、オクターブ)
     3度は少しマシになってきました。オクターブに関しては音程に注意です。

  3. 左手の訓練(篠崎教本2巻P48)

  4. カイザー6番
     スタッカートとレガートのパターン。レガートパターンの8音/1全弓のパターンは移弦も多く難しい。次回に持ち越し。
    スタッカートは、弓を弦から離すのではなく、弦の上できっちり止めること。止める前にすっと力を抜く。そして聴くこと。」
    「スタッカートは(弾く)聴く、(弾く)聴く、(弾く)聴くです。」

  5. カイザー7番
     ノーマルパターンはOK。デタッシュと変則パターン(付点4分を8分音符3個に分割)をやってくるようにとのこと。拍の頭にはかならずアクセントも付けてとの指示あり。

  6. カイザー8番
     美探先生の模範演奏あり。時間があればやっておくようにとのこと。

  7. 鈴木教本2巻
     「狩人の合唱」はようやくOK。簡単な曲なんですけど、ボーイングのテクニックはたくさんつまっている曲です。ロング・ロング・ア・ゴーはスラー付きスタッカートのところで、ボーイングで注意を受ける。
     「ららトークさんは、スタッカートが苦手ですね。その弾き方では後が続かない。いいですか、今やっているスタッカートのテクニック上の続きは、このように発展してくるのです。」ということで、スピッカートと一弓連続スピッカートで演奏されました。

  8. ビブラート
     ピアノに合わせて、A線上、Cis-Dの音程で、1拍あたり4つ、6つ、8つずつの音を揺らす練習。きっちりと数を数えること。左手の手首の位置ついても細かく調整。ビブラートに関しては、まだまだ先が遠そうですね。

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by ralatalk | 2006-11-27 13:05 | パガニーニへの道