クラシック音楽を中心にしたポスト現代音楽のためのブログ


by ralatalk

第9回10月28日 弓の真ん中では弾くな

今回の美探先生のレッスンは、1時間半の猛烈なレッスンで帰って来てぐったりでした。それにしても鈴木教本を3曲連続で弾かされるとは思ってもいなかったので、これにはびっくり。
「この程度の曲は、どんどん進みますので私の期待に応えてください。」
とのこと。私に何を期待しているのか存じませんが、このお言葉はうれしいものではあります。でも先生、
「お手柔らかにお願いします。」
というところですかね。



で、先生が張り切っているのには理由がございまして、それは先週あったコンサートに関して早速、何人かからお手紙を頂いたらしく、その内容にいたく感激しておられたからです。特に
「日本人の演奏家は、ギコギコ弾く人ばかりだと思っていたんですけど、こんなに美しく優しい音楽を奏でられているのを聴いて感動しました。」
というもので、これはとてもうれしかったようです。
 先生としては、クラシック音楽をより多くの人に聴いてもらい感動してもらいたいというのが一番の願いなのです。

また、これとは別件で、先生の息子さん(プロ演奏家)が、NHKのラジオ番組に出演し、大変すばらしい演奏をして、アナウンサーから「聴いたことがないくらい美しい音だ。」と感嘆のお言葉を頂いたということも格別にうれしかったようです。

さて、今回のレッスンの内容ですが、

1.ボーイング基礎(いつものエクササイズ)
「弓の先へきたら速度を少し落とせ。ドアをノックするような音は出すな。」
「手首をやわらかく」
「元弓では、肩を使って重さを半分にせよ。」

2.重音(3度とオクターブ)
「3度は、キツいんですが....。」
「ではオクターブからやるか。バッハでは重音が良く出てくるので今から練習しておきましょう。」
「オクターブをきれいに出せれば、左手の音程も良くなるよ。」

3.カイザー5番からボーイング・パターン3種類
「残りのパターンは、来週までに仕上げて来てください。少し遅いよ(進度が)。」

4.鈴木教本(第2〜第4曲)
今回のメイン・イベント。運弓方法の原理を教えていただく。先生の指導によると
「弦の真ん中で弾けという先生が多いが、これは脱力の観点からすると正しくないし、リズム感も悪くなる。元弓、先弓で分割して考えるように心掛けよ。適当な運弓は厳禁(破門?)です。」
で、実際に先生が、真ん中を中心に弾いた場合と比較して弾いてくださりました。なるほど音楽の生き生き感にかなりの違いがでるのですね。

追記:
 今回は、ご機嫌ついでに、先生と親交のあるギドン・クレメルの演奏方法についても語ってくれました。
「脱力して弾くと、弱い音になると思っている人もいるが、それは脱力の意味がわかっていない人の言葉だ。バイオリンというのは脱力ができてからでしか本来の音はでない。特に本当に大きな音を出そうとしたら、グニャグニャに脱力ができていないと無理。クレメルはその点、脱力の達人。信じられないくらいの大きな音を出す。」
とのことでした。
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by ralatalk | 2006-11-04 23:16 | パガニーニへの道