クラシック音楽を中心にしたポスト現代音楽のためのブログ


by ralatalk

第1回 9月2日 

『私はハイフェッツの信望者だ。』

本日の美探先生のお言葉です。
ということで、美探先生の最初のレッスンを受けて来ました。
期待通りというか、短時間で高密度のレッスンでした。
本日のメインは、右手の指の使い方とボーイングへの応用。



美楽先生からは、ボーイングに関してはあまり教えてもらっておらず、弦と弓が直角になるように弾いてくださいとだけ言われ、私の背後に立ち弓をつまんでガイドしてもらっての練習でした。

美探先生の場合は、こんなことは無意味だと言わんばかりに、以下のように進めました。

1.指だけで弓を進行方向に向かって動かす練習。

 弓を掴んでいる私の右手の手のひらを指で押さえ、かつ弓を動かしてもらって練習をしました。「ここで力が入れてはいけない、力が入っていないときの手の形はこうなります。」と指導。実際に自分の手なんで、その理想型がよくわかりました。
「これを毎日やって5cmくらい動かせるように。」とのこと。

2.弓を使っての全弓、上半弓、下半弓
 
 1を使っての弓の運動。1でやったときと動作を加える。ただし、弓の動きがアップボーとダウンボーでは逆になるので注意。当然最初うまくいかないのですけど、これまた右手を持ってもらってアップ、ダウンの動作をやってもらう。このときに脱力ポイントを指摘してもらいました。
 「運弓はタコやイカの足の動きと同じの動きをせよ。」
 「アップボーの場合は、手首を弦と直角になるような気持ちで、手首に意識を集中させて。」
 「ダウンボーの場合は、手首を下げるかつ弓を深く握ること。」

 そうすると不思議なことに、手が弓に引っ張られるような不思議な感覚になり、音も美しくなって来ました。

3.開放弦での分散和音
 
 「肩を円のように回して滑らかに弾く事。弦を4本あると意識しては駄目。無限にあるという意識をもって弾きなさい。」
 これも右腕をもってもらって指導してもらい、脱力ポイントを教えてもらいました。
 
4.重音
 
 「これらのことがうまくいっているのなら重音を弾いたときも美しい音になっていなくてはならない。さあ、どうぞ。」
 まあ、これは駄目駄目君でした。これには美探先生も笑って、
 「徐々にきれいな音になるように。」とのことでした。

5.1弦での音階練習(1と2の指でシフティングしながら)

 先生がまず見本を示し、「さあやってごらんなさい。」とのこと。
 「まだサードポジションしかやったことないのですけど。」というと
 「これができればサードボジションなんて問題なし。時間がないので次回の宿題ですね。」 

次回、宿題。篠崎教本の左手指の毎日の練習とカイザー5番と小野アンナ音階教本の2オクターブC-Dur。

 正直、篠崎教本の最初からやると思っていて、最初は楽できると思ってたんですけど
私の技量も完全に把握できていらっしゃるようなので、おそるべしという感じです。

「私は、どんどん飛ばして練習しますよ。そのつもりで。」とのこと。

最後に先生に「先生のボーイングはハイフェッツやミルシティンのように美しいですね。」というと、
「アウアー門下生はすべて美しいよね。それに私はハイフェッツの信望者だから。」
いや本当にお世辞ではなくて、めちゃくちゃに奇麗なボーイングなんですよね。プロ奏者でも比較できるとしたらハイフェッツなんです。本当に。

これだからこそ、ノン・ビブラートで極限の美しさを出せるのですね。

※後日談

帰ってから教えの通りに猛練習。すごく音がきれいになってきているのもびっくりなんですけど、鏡でボーイングの姿を見てみると、「ハイフェッツに何となく似てきたなあ。」と一人ご満悦。レオポルト・アウアーのロシア式運弓法を正式に学んでいるのだと思うとなんか感慨深いものがあります。
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by ralatalk | 2006-09-02 23:58 | パガニーニへの道