クラシック音楽を中心にしたポスト現代音楽のためのブログ


by ralatalk

バラライカとピアノのコンサート

本日、バイオリンの練習も休みということで暇をしているところに、マンションの掲示板にバラライカとピアノのコンサートというのがあり、めずらしい楽器が好きな私としては行ってみるかという気になりました。
 演奏曲目は以下の通りです。
 
 場所:豊島ふれあい館第一ホール
 演奏:エヴゲーニー・ジェリンスキー:バラライカ、ピアノ:高橋清香

 <第一部>
1.スカラッティ「ソナタ ニ長調」
2.リャードフ 「オルゴール」
3.カリンニコフ「悲歌」(ピアノ独奏)
4.ラフマニノフ「東洋風スケッチ」(ピアノ独奏)
5.メンデルスゾーン「ロンド・カプリチョーソ」
6.ショスタコービッチ「ユダヤの民族詩より」第二番「警告」第三番「貧しさの歌」
7.パガニーニ「狩り」
8.チャイコフスキー「コンペイ糖の踊り」
9.ストラヴィンスキー「ロシアの踊り」(ペトルーシュカの冒頭部分)
10.モンティ「チャールダーシュ」
 <第二部>
11.ツィンガンコフ「ロシア風幻想曲」
12.ロシア・ロマンス「赤いサラフィン」
13.ロシア民謡「森でたくさんの蚊が生まれた」
14.「愛は変わらないの主題による幻想曲」ジェリンスキー編曲
15.グロテスクな行進曲
16.ロシア民謡「小さなぐみの木」
17.ツィンガコフ「アメリカの旋律 タイガーラグの主題によるカントリースタイルの即興曲」
18.ロシア民謡「カリンカ」の主題による演奏会用変奏曲
19.アファナシエフ「青い湖を眺めながら」
20.ロシア民謡「ちっ!さあ、セミョーン」

ふう〜。曲名書くだけで大変。
バラライカの生の演奏というは、はじめて聴いたのですけど、結構おもしろかったです。ピアノと合う楽器なのか少し心配していたのですけど、フレット楽器ということで一応、平均律な楽器のようですね。ピアノも今回はアップライトピアノだったので、これも音量的バランスを取る上で、グランド・ピアノよりも良かったように思います。
 音はもう少し大きな楽器なのかなあと思っていたのですが、思ったより音は小さい。ギターレベルの音量ですね。
 バラライカは、3本の弦で、E、E、Aという変則的な調弦になっているそうです。E、Eと同じ調弦にしているのは、トレモロをやりやすくするためですかね。楽器は、裏版に楓、表版は、もみの木、指板は黒檀を使っているそうです。昔はかぼちゃで作っていたという話もしてくれました。

 さて、演奏の方は、曲目が非常に多くて、1曲1曲は覚えきれなかったのですが、曲の特徴として、「ギター奏法に近い編曲」「トレモロを使ったいわゆる哀愁のあるロシア民謡風」「古いアメリカンジャズ風」の音楽に分類できますかね。
「ギター奏法に近い編曲」だと、あまりギターとの差がわからないので、少し面白みにかけるのですけど、コンペイ糖の踊りなど、バラライカの高音とピアノの高音どうしは、なかなかいい味を出していました。チェレスタよりもなんか味がある感じがします。またハーモニックスなんかも出るようですね。

 この手の曲では、ペトルシュカがおもしろかったですけど、原曲自体がかなりの難曲なので、ポジション移動がかなり多くてミストーンとかも多少ありましたけど、なかなか民族音楽ぽいいい味を出していました。
 
 バラライカ用の曲はさすがに哀愁のあるいい味を出してましたね。
19番目の曲とか、哀愁のトレモロのあるロシア民謡に関してはこの楽器の特徴が良く出ていました。

意外なのが、バラライカという楽器は、アメリカンなフォークソングとかに良く合う感じがしますね。カントリーぽいところとかね。
 
他に関心したのが、ジェリンスキーさん自身の曲とか編曲とか、結構おもしろい和音とアメリカンとロシアの混ざったリズムとか使っていて楽しめましたね。編曲というと冒険し難いところではあるんですけど、バラライカの楽器の特徴を出した良い編曲だと思いました。まあ大胆ですけど、それも良しというところですかね。

まあこのコンサートは、勉強になる部分もあって、私的にはよかったと思っています。

追記:
席の隣のおばあさんが、「わたし、バッハのチゴイネルワイゼンに感動してね」という話をしていたのですけど、「おばあさん、それは間違っています。」と言ってあげようかどうしようか迷ったあげく、そのままにしちゃいました。まあご本人様が幸せならそれも良しですね。
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by ralatalk | 2005-11-03 23:42 | コンサート