カーボン弓を試してみる
2005年 09月 17日
肝心な品揃えは、売れ筋を中心にそろっていますけど、聖地特有のマニアックでコアな製品はあまり置いてないので、その手のお店が潰れることはないと思いますね。
で、視察はそこそこ飽きてきたので、楽器店めぐりに切り替えて、お茶の水へウオーキング。そこでひやかしにクロサワ楽器店にいって、バイオリンの弓を見ていると、店員がやってきて、
「弓をお探しですか?」
「そうね、カーボン弓に興味があるんだけど」
「弾いてみませんか」
ということになり、まあ少しは弾けるようになってきたので試しに弾いてみることにしました。で、出てきたのが、すごく古そうな黄色ぽいニスのバイオリン。あちこち傷だらけだしでこぼこに凹んだ箇所もあって年期を感じます。で、そのバイオリンを弾かせてもらったら。「これはすごい。先生のオールドバイオリンと同じ柔らかい音がする。こんな音を私でも出せるのか!」とびっくり。
「このバイオリン。すごくいい音しますね。お値段は?」たずねてみたところ
「え。そうですか。これこのあいだ入ったばかりの中古なんですけど、80万円です」
これってもしかしたら掘り出しものなのかも。ちなみにヤマハでおなじ価格帯の新作楽器を弾かせてもらったことがあるんですけど、とてもこんな音はしていなかったし、格が違い過ぎます。これがオールド楽器の力なのかなあ。
そういえば、先生のバイオリンも歴戦の勇士という感じなんですけど、少々の傷なんか楽器には関係ないのか。バイオリンは、弾く人によっても大変音が変化していくと聞いていたのですけど、このバイオリンは相当弾き込まれたもんなんでしょね。なんか、貫禄みたいなもんを感じます。あまり弾いていると楽器に吸い込まれそうな感じがして、怖いくらいの感じでした。
で弓の方なんですけど、やっぱり値段の差くらいは十分あるんですね。試したのが、CodaのClassicとConservatory。どちらもすごく反応がいいし、持っていてバランスが良いように感じました。Classicで10万円ということで、買ってもいいかなという感じです。
別の店で、ヤマハのCBB105とCBB103を試させてもらったんですけど、こちらは値段の差がよくわからない。まあこれは違いがわかるレベルに私がなっていないということなんでしょうけど。デザインはヤマハはなかなか凝ってますね。スティックの色が写真では良くわからないようですけどいろいろな模様が入っていて高級そうです。でも好みは、Codaですかね。持った感じと発音の速さが気に入りました。
とりあえず、どうしようか先生に相談してみますかね。