クラシック音楽を中心にしたポスト現代音楽のためのブログ


by ralatalk

フルートとハープのコンサート

ぴっころさんのフルートとハープのコンサートがあるということで行って来ました。
曲目は以下の通り。

1.ドビュッシー:小船にて
2.イベール:間奏曲
3.バッハ:シチリアーノ
4.ヘンデル:オンブラマイフ
5.モンティ:チャルダッシュ
6.フォーレ:即興曲Op.86(ハープ独奏)
7.マスネ:タイスの瞑想曲
8.ビゼー:アルルの女よりメヌエット
9.ボルン編曲ビゼー:カルメン幻想曲
アンコール:浜辺の歌

それにしても清里の下里しおん保育園チャペルコンサートホールというのは遠かった。会場がわからなかったため清里からタクシーで直行。なんとか開演までには間に合いました。まあ、その甲斐があってかコンサートの内容は、なかなか良いものでした。
今回、このコンサートに出向いた理由は、ハープの演奏が間近で聴けるということと、ぴっころさんの演奏が聴けるということです。でもほとんど、ハープ奏者の千田悦子さんの手の動きを中心に見ていて、ぴっころさんには悪いかなと思いつつ聴いていました。

ハープの生というのはオーケストラではよく聴いているのですが、室内楽では初めてです。第一印象は、思ったより音が大きく、サスティーン音が豊富なこと。このため余韻を手のひらで止める動作が演奏中しょっちゅう見られました。ときどき「キュイーン」という金属音がするのはこのためだったのですね。これには妙に納得。後こまめにチューニングしていたのが印象的。演奏していると音がわずかづつ狂ってくるのでしょうね。

休憩時間に前から気になっていた調弦について千田さんに質問してみました。やはり平均律で調弦するのではなく純正律を基準にして調弦しているとのこと。ハープの場合は開放弦がフラット系のD♭調になるので、これに調律していくとのこと。このため平均律の代表楽器であるピアノとは相性が悪い楽器であるとのことを教えてもらいました。なるほどね。実際、フルートの場合だとピアノよりもハープの方が合うと思っているのですが、ここにもその秘密があるのかもしれませんね。後、ハープの紹介コーナーでハーモニックスの出し方を見せてもらったのは非常に勉強になりました。ハープの場合、手のひらの腹の部分を軽く付けて弦を弾くとハーモニックスとなり、音も意外に大きい。このため作曲家にとってはいい素材になるのですね。

演奏の方もわりとポピューラの曲だったので楽しめました。ぴっころさんは今回は、すこし体調が悪かったのか高音域を出すのに苦労していましたね。でも音はいつもの通り太くて良く通る音でした。曲の合間での曲解説もおもしろく、ためになりました。
 演奏としては、イベールとフォーレ、カルメン幻想曲が良かったですかね。でも一番よかったのは、アンコールで演奏された浜辺の歌です。これはすばらしい編曲でマニアックな音の使い方。それでいて自然な音。日本でも名のある人の編曲だろうなあ。おそらく三善晃か、その筋のお弟子さんだろうなあと思って聴いていました。後でこっそり楽譜を覗かせてもらったところ編曲は野田暉行とある。なるほどね。ほほ~うという感じで納得。
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by ralatalk | 2005-06-18 21:29 | コンサート