クラシック音楽を中心にしたポスト現代音楽のためのブログ


by ralatalk

第103回  発表会の曲が決定

発表会の曲をどうするのか、レッスンの最初に美探先生に相談にいったところ、思わぬ展開に。なんとノミネートとした曲をその場で、初見演奏するという試練の場になりました。持っていった曲は、以下です。



  1. ハイドン:バイオリン協奏曲の第四番 ト長調 Hob VIIa:4
  2. パガニーニ:カンタービレ

「先生、今度の候補曲ですが、どうですか?」

「ショスタコーヴィチとかバルトークでも持ってきたの? 何? ハイドン。ハ長調か? いやト長調!。この曲知らないが、どんな曲かな。」
といきなりピアノを弾こうとする先生。

「先生、これのCDがあるので、聴いてみてくれますか?」

「わかった。聴いてみますかね。」
曲が始まる。

「うむ、モーツアルトの3番あたりに良く似ているなあ。」
(先生、モーツアルトがハイドンに似ているのですよ。)

「いい曲だ。早速、やてみるか。」
(やばい。このままだと、初見演奏させられしまう。)

「他にもあるので、聴いてくれませんか?」

「どれどれ、カンタービレか。これは有名なアンコールピースだよね。ヒラリー・ハーンがやっていた曲だなあ。これはイタリアの曲なんだけど、イタリアぽく弾かずに、それをあえて無視して弾いていた。こ生意気な演奏。まあ、あれはあれとしての解釈がある。悪いとは言えない。」

「さあ、弾いてみるぞ。用意して!」

「先生、これって楽譜を買ってきたばかりなんですけど。」

「いいから、いいから。まずやれるかどうかです。」
(何という展開。困ったなあ。指使いとか記入していないと弾けない曲なんですけど。。。。。)

まずは、ハイドンから。出だしだけで済むと思いきや、曲の半分くらいまで初見演奏させられてしまいました。「雰囲気は、わかった。次は、カンタービレ。」

カンタービレは、ポジション移動を考えないと弾けないので困っていると、先生がよって来て、「ヒラリー・ハーンは、こう弾いていましたよ。」といってバイオリンを演奏をはじめました。

「ここは、このポジションで、次は、こう上がって下る。」

「先生、ヒラリー・ハーンの演奏の指使いまで覚えていらっしゃるのですか!!」

「もちろん。私は、アンコールのときに席の一番前に行って、じっくり観察させてもらっていたから。ここは、憎たらしくも、こう弾いていたなあ。」とかいって、演奏をはじめられました。何という記憶力。これがプロの実力なのか。とちょっと驚いてしまいました。

わたしの方は、カンタービレは初見で弾けず。負け

「決定だなあ。ハイドンだ。」

「それにしても、どこでこんな曲を見つけてくるのかね。なかなかすばらしい曲だ。バイオリンをやる連中は、最近だと、チャイコフスキーやシベリウスを弾きたいとばかり言っているが、基礎になる曲をしっかりやらないといけない。ハイドンは、いい勉強になる。」

「先生、問題は曲の長さですが、8分くらいになるんですけど、どこかでカットする必要がありますかね。」

「確かにこれだとリサイタルになるなあ。カットはするが、とりあえず全部、やってみよう。」

ということになりました。それで、たどたどしくも先生のピアノに合わせて曲の初見。先生は、途中でうれしくなってきたみたいで、途中からバイオリンに持ち替えて2/3くらいまでを演奏。

「なかなかいいなあ、これ。CDと楽譜を買ってきてくれませんか。弟子が持っているのに先生がもっていないわけにはいかない。」

ハイドンの曲を自宅でも、練習してみたのですが、演奏していてうれしくなるという感覚がありますね。何か弾いていて感動してきました。クラシック音楽の原点は、やはりハイドンにありですね。


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この版は通常版。最新の研究成果をいれた版もあったのですけど、やはりプロ向け。カデンツアなんかは、パガニーニのカプリスみたいな感じだったので、こちらの版にしておきました。

●追記:
最近、先生を刺激し過ぎたのか、先生の方から、
「やはり時代は動いていたのか。勉強せんといかん。あなたのいう最先端バイオリニストのコンサートには行ってみることにする。ヒラリー・ハーンの次は誰かね。」
これは即答できず。
「次の発表会は、従来と変えたい。私が選ぶと偏ってしまうので、どうだ。近現代の音楽を中心にしてみるのは。ちょっとノミネートを頼めますか。」
という宿題も光栄にも頂いたのですけど、これは難しい宿題ですね。どうしましょう。

ということで、1時間半がたち、今回のレッスンとしては、これで終ってしまいました。
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by ralatalk | 2009-01-18 23:42 | パガニーニへの道